三峽ダムの未確認(rèn)生物騒動(dòng)が警告する「真の怪物」とは?―中國

Record China    2019年9月19日(木) 23時(shí)20分

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18日、網(wǎng)易新聞は、「長江には『未確認(rèn)生物』よりも恐ろしい『ごみによる環(huán)境汚染』という真の怪物がまだ存在している」と指摘する記事を掲載した。

2019年9月18日、中國メディアの網(wǎng)易新聞は、中國ネットで話題になった「三峽ダムの未確認(rèn)生物」の正體が、廃棄されたゴム製の遮光シートだったことを受けて、「長江には『未確認(rèn)生物』よりも恐ろしい『ごみによる環(huán)境汚染』という真の怪物がまだ存在している」と指摘する記事を掲載した。

9月12日、黒く細(xì)長い物體が體をくねらせるようにして長江を漂っている動(dòng)畫が中國ネットにアップされ、「未確認(rèn)生物ではないか?」と話題になった。17日午前、安徽省池州市長江自動(dòng)車渡船管理所の周所長により、「三峽ダムの未確認(rèn)生物」と呼ばれていたこの物體は、ある造船所が廃棄した長さ約20メートルのゴム製の遮光シートと判明した。

記事は、「未確認(rèn)生物の謎は解けたが、漂流ごみによる水質(zhì)汚染という現(xiàn)実が民衆(zhòng)の心を暗く覆っている」と指摘?!弗触啶浈抓楗攻隶氓胜嗓魏铣蓸渲椁扦郡搐撙à楹Q螭肆鳏燹zみ、太陽光や紫外線、波の力などで削られ、大量のマイクロプラスチックとなって海洋生態(tài)系を脅かすようになって久しい」とした。

その上で、「マイクロプラスチックは自然界で分解されず、有毒な殘骸となって、最終的にわれわれ人間に供給される食物や水に入り込む。今年6月、カナダの研究チームの発表によると、人が飲食や呼吸を通じて體內(nèi)に取り込むマイクロプラスチックの量は、最大で年間12萬1000個(gè)に上るという。マイクロプラスチックが人體に及ぼす影響はまだ理解が十分に進(jìn)んでいないと同チームは指摘するが、マイクロプラスチックに吸著した環(huán)境ホルモンなどの有害物質(zhì)により、がん細(xì)胞の増加や乳幼児の発育異常、免疫機(jī)能低下などの研究結(jié)果も出ているそうだ」と指摘した。

また、「2017年6月にドイツのヘルムホルツ環(huán)境研究センター(UFZ)が発表した研究結(jié)果によると、海洋に流出しているプラスチック廃棄物の約90%は、わずか10の河川から流れこんでいるという。それぞれ、中國の長江、黃河、海河、珠江、中國とロシアの國境付近を流れるアムール川、東南アジアのメコン川、インドのインダス川とガンジス川、北東アフリカのナイル川、西アフリカのニジェール川で、いずれの流域も人口が密集しながらも、廃棄物処理が遅れている地域だ。インドのガンジス河からは54.4萬トン、中國の長江からは33萬トンのプラスチックが毎年海に流れ込んでいるそうだ」とした。

記事は、「今回の未確認(rèn)生物の出現(xiàn)は、長江の環(huán)境汚染がいまだ無視できない問題であると気付かせる事件となった」とし、「長江だけでなく、中國各地の川や湖、近海にもプラスチックごみや汚染物質(zhì)という真の怪物が存在している。環(huán)境汚染の軽減のためには、プラスチックの使用量を減らし、分別回収やリサイクルなど、主要な河川の流域での廃棄物マネジメントの改善を図るとともに、一般市民向けの啓発活動(dòng)を積極的に行うことが必要だろう」と論じた。(翻訳?編集/原邦之

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