2019年9月18日、中華圏最大級(jí)のミスコンテスト「ミス香港」最終決戦の視聴率が、史上最低だったことが明らかになった。「逃亡犯條例」改正案などをめぐり、主催するテレビ局?無(wú)線電視（TVB）への反感が高まっていることも原因の1つではないかとみられている。

【その他の寫(xiě)真】

毎年恒例の「ミス香港」は、TVB局が引き継いでからでも約45年と長(zhǎng)い歴史を持つ人気ミスコン。今年の最終決戦は今月8日に放送されたが、平均視聴率は20．9ポイント、平均視聴者數(shù)は約137萬(wàn)人で、史上最低だったことが分かった。

香港では今年6月以降、「逃亡犯條例」改正案などをめぐって市民の抗議活動(dòng)が続いているが、警官隊(duì)が抗議デモの參加者に催涙弾を投げる場(chǎng)面などはほとんど放送しないというTVBの報(bào)道が公平性を欠くとして、市民の間からは批判が噴出。ネット上では中國(guó)の國(guó)営放送?中央電視臺(tái)（CCTV）をもじって、「CCTVB」とからかう聲もあり、今回のミス香港ではTVBに反感を持つ人たちからの抗議を避けるためか、番組ロケの移動(dòng)に社名入りバスを使わなかったことも話題になった。

00年代以降は視聴率の低下が顕著になっている「ミス香港」だが、今年の史上最低の視聴率については、こういったTVBの姿勢(shì)に対する批判の高まりが、大きな原因ではないかとみられている。

「ミス香港」が最も華やかだった80年代には、その美貌で今でも“最も美しいミス香港”とたたえられる女優(yōu)ミシェール?リー（李嘉欣）が栄冠に輝いた88年大會(huì)では、視聴率が47ポイントに達(dá)した。90年代は30ポイント臺(tái)をキープしてきたが、00年代に入ってからは20ポイント臺(tái)に定著。なお、昨年の視聴率は27．3ポイント、視聴者數(shù)は約179萬(wàn)人だった。（Mathilda）