中國浙江省金華市で、幼女が路上に置かれた檻（おり）に入っているという衝撃的な寫真がSNSで出回り、物議を醸した。中國メディアの観察者網(wǎng)が18日付で伝えた。

問題の寫真には、歩道の街路樹の脇に置かれた動物用とみられる檻の中に1～2歳の幼女が入っている様子が寫っている。投稿者は、家族による虐待であることを示唆するような言葉と共に寫真を投稿。別のユーザーから通報を受けた警察は、寫真の様子から場所を特定。幼女とその両親を発見し、事情を聴いた。

現(xiàn)場の目の前で店を経営しているという両親は、「檻は最近購入したものの、しばらく使用しないため路上に置いておいた。若干ゆがんでいるため、扉を開けると自然に閉まることがある。子どもが中に入って遊んでいた際に何かの拍子で扉が閉まり、閉じ込められたので誤解を生んだ」と説明。両親は忙しかったため、すぐには気付かなかったという。

警察が現(xiàn)場の監(jiān)視カメラを確認すると、店から出てきた幼女が自分で檻の中に入る様子が映っていた。寫真をSNSに投稿した人物に事情を聴いたところ、「事実を確認せずに投稿した」と認め、謝罪したという。

警察は両親に子どもをきちんと見守るよう指導(dǎo)したほか、ネットユーザーらにデマを流した場合は法的責(zé)任を追及される場合もあると注意を呼び掛けた。（翻訳?編集/北田）