2019年9月18日、新京報(bào)は、安倍晉三首相が「宇宙作戦隊(duì)」の創(chuàng)設(shè)について明言したことを伝えた。

記事は、「ウルトラマンシリーズの中に『宇宙作戦隊(duì)』の類の設(shè)定があり、宇宙の平和のために毎回怪獣を倒していたことが多くの人の記憶にあるだろう」と紹介?！弗匹欹婴沃肖瓮L(fēng)堂々とした宇宙作戦隊(duì)が、現(xiàn)実のものになるかもしれない」と伝えた。

これは、安倍首相が17日の自衛(wèi)隊(duì)高級(jí)幹部會(huì)同で、「來年、航空自衛(wèi)隊(duì)に『宇宙作戦隊(duì)』を創(chuàng)設(shè)する。いわば『航空宇宙自衛(wèi)隊(duì)』への進(jìn)化ももはや夢(mèng)物語ではない」と述べたためで、「高級(jí)幹部を前にして語ったのだから、ウルトラマン式ジョークではない」と記事は論じた。

その上で記事は、「ウルトラマンの仮想敵は怪獣だが、現(xiàn)実版ウルトラマンの目標(biāo)はいったい誰なのか」と疑問を投げ掛け、「宇宙作戦隊(duì)の主な任務(wù)は宇宙ごみや他國(guó)の衛(wèi)星などを監(jiān)視すること。これらは日本の衛(wèi)星にとって脅威となる可能性があるからだ」とした。また、「米中ロなどの宇宙大國(guó)が激しい競(jìng)爭(zhēng)をしている中で、日本の宇宙開発分野での競(jìng)爭(zhēng)力を確保すること」も使命であるという。

しかし、「問題は日米安保に基づくと、米國(guó)には日本を保護(hù)する義務(wù)があること」と記事は指摘。これまで米國(guó)は多額の費(fèi)用をかけて防衛(wèi)力を日本に配備してきたが、これらをうまく使えたら宇宙作戦隊(duì)など必要なかっただろうとしている。

また記事は、宇宙作戦隊(duì)の創(chuàng)設(shè)は安倍首相の目指す「憲法改正」と関係があるとの聲が出ていることを説明。改憲が進(jìn)まない狀況に言及した上で、11日の內(nèi)閣改造は「黨一丸となって改憲を力強(qiáng)く進(jìn)める」ものであり、「宇宙の脅威」をもって人々から改憲の支持を得たいと考えているのだろうと論じた。

しかし、日本の宇宙技術(shù)が平和憲法と米國(guó)のけん制のために「純粋な民用」に限られていると記事は指摘。そして「米國(guó)の支持がなければ、日本だけで『ウルトラマン』の戦闘力を作り出すには限界があるだろう」と分析した。

記事によると、安倍首相が単に「改憲」を目指すだけなら簡(jiǎn)単だという。「次に安倍首相は、日本は今まさに『ウルトラマン』が必要であることを証明し、改憲が今すぐにでも必要だと訴えればよいだけで、『怪獣』を本當(dāng)に倒すかどうかは重要な問題ではない」と論じた。（翻訳?編集/山中）