2013年7月22日、中國各地では今年の増水期に入って以來、豪雨被害が相次いでいる。一部の河川では「保証水位（堤防が決壊しないことが保証されている水位）」を超えたほか、一部の都市では冠水被害も発生した。また山津波、土石流、地滑りといった災(zāi)害も発生し、深刻な人的被害や財産の損失をもたらしている。新華網(wǎng)が伝えた。

國家洪水防止? 干ばつ対策総指揮部弁公室の統(tǒng)計によると、今年に入り、累計30の省?自治區(qū)が洪水被害に見舞われ、被災(zāi)者は4770萬人、災(zāi)害による死亡者は337人、行方不明者は213人、倒壊した家屋數(shù)は15萬棟に達(dá)した。災(zāi)害による死亡の原因は、「土石流、地滑りよる土砂災(zāi)害」が202人で、全體の6割を占めた。その他、「山津波による災(zāi)害」が78人、「建物の倒壊による災(zāi)害」が23人、「溺死など」が34人だった。

今年、特に深刻だった豪雨被害は以下の通り。

5月上旬、湖南省で豪雨が続き、42萬人が被災(zāi)、7人が死亡した。14日以降にも、再び豪雨が湖南省を襲った。長沙市、湘潭市のくぼ地の一部では冠水が発生し、27萬人が被災(zāi)、1人が死亡した。同省の湘西土家族苗族（トゥチャ族ミャオ族）自治州、常徳市、懐化市、益陽市などが豪雨被害に見舞われた。

同時期、江西省でも豪雨により5つの設(shè)區(qū)市、22の県（市區(qū)）、172の郷鎮(zhèn)で計25萬9000人が被災(zāi)し、4149人が避難、倒壊した家屋數(shù)は172棟に上った。

6月30日、內(nèi)モンゴル自治區(qū)オルドス市東勝區(qū)、達(dá)拉特旗（ダラト旗）南部、準(zhǔn)格爾旗（ジュンガル旗）西部、杭錦旗（ハンギン旗）東部では豪雨、雹などを伴う強(qiáng)い対流の天気に見舞われた。被害が最も深刻だった東勝區(qū)では冠水が発生し、建築物の壁倒壊、平屋の浸水などが原因で8人が死亡した。また、東勝區(qū)と伊金霍洛旗（エジンホロ旗）の堺にある銅匠川が氾濫し、11人が死亡した。

7月に入り、豪雨災(zāi)害は急増した。陝西省延安市では7日以降、広い範(fàn)囲で豪雨となり、同地域では2002年以來降雨範(fàn)囲が最大、降雨量が最多、降雨時間が最長の豪雨となった。この豪雨による死亡者は13人、行方不明者は4人、負(fù)傷者は15人に達(dá)した。

四川省では11日までに、15市?州の75県が豪雨?洪水に見舞われ、209萬4000人が被災(zāi)、30人余りが死亡し、行方不明者は160人あまりに上った。22萬3000人が緊急避難している。この豪雨により、成都市中心部では深刻な冠水に見舞われ、地下トンネル8カ所のほか、路面40カ所が浸水した。成華區(qū)の方家河?鳳凰河?南支三渠の3本の河道では8カ所で溢水、16カ所で冠水が発生。武候區(qū)では家屋12棟が倒壊、1826人が緊急避難した。

広東省の大部分の地域では臺風(fēng)7號(SOULIK)の影響で15日以降、豪雨に見舞われた。局地的には特大の豪雨となり、梅州市、河源市、潮州市の100鎮(zhèn)（町）が被害を受け、被災(zāi)者は45萬6900人、死亡者は3人、行方不明者は2人に達(dá)し、倒壊した家屋數(shù)は2072棟に達(dá)した。広州市では14日夜以降、2回の豪雨に見舞われ、冠水被害も発生している。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/ SN?編集/武藤）