2013年7月23日、臺(tái)灣主計(jì)総処の統(tǒng)計(jì)によると、臺(tái)灣の1カ月あたりの平均労働時(shí)間は172時(shí)間を超え、物価上昇分を差し引いた今年1-5月の実質(zhì)賃金はわずか4萬8725元（約79萬円）と、1997年の水準(zhǔn)（4萬9009元?約79萬5000円）をも下回った。臺(tái)灣の中國時(shí)報(bào)が伝えた。

統(tǒng)計(jì)によると、臺(tái)灣の1-5月の物価上昇指數(shù)は1．44%、物価上昇分を差し引いた1-5月の実質(zhì)基本給は平均3萬6774元（約59萬6000円）、実質(zhì)賃金（殘業(yè)手當(dāng)やボーナスを含む）は平均4萬8725元（約79萬円）で、両者はいずれもここ4年來の最低となった。実質(zhì)賃金だけを見ると、16年前の水準(zhǔn)すら下回っている。

▽下半期は人材募集がペースダウンか

主計(jì)総処?國勢(shì)調(diào)査処副処長の陳憫（チェン?ミン）氏は、「実質(zhì)賃金が16年前以下の水準(zhǔn)となった主な原因は、メーカーが年初に年末賞與、業(yè)績(jī)賞與を減額したため。基本給以外の給與(殘業(yè)手當(dāng)てやボーナス)を見ると、1-5月はわずか1萬2214元（約19萬8000円）で、昨年同期と比べ、マイナス4．88％の大幅減となった」と分析する。

奇妙なのは、失業(yè)率が上昇し、賃金が低下しているにもかかわらず、7割以上の企業(yè)が人材不足に悩んでいる點(diǎn)だ。

104資訊科技集団マーケティング部の陳力孑（チェン?リージエ）氏は、「上半期に人材募集を行った企業(yè)のうち、今に至るまで73％の企業(yè)が人材を獲得できていない。ある調(diào)査によると、企業(yè)の25％は下半期に景気が停滯すると見ている。こうした背景をふまえ、上半期は『業(yè)務(wù)拡大に伴う人材募集』だったのが、下半期は『欠員補(bǔ)充のための人材募集』になると見られ、就職機(jī)會(huì)の増加はペースダウンすると思われる」と語る。

▽3K職は賃金が高くても人材不足

臺(tái)灣の求人サイト「1111人力銀行」の広報(bào)擔(dān)當(dāng)?李大華（リー?ダーホア）氏は「企業(yè)が人材不足に悩んでいるが、これは企業(yè)側(cè)が欲しい人材と、求職者が希望する職位に違いがあるため。求職者の多くは、條件が簡(jiǎn)単で比較的楽な仕事を好むため、『きつい』『汚い』『危険』の3K職は、賃金を高く設(shè)定しても人材不足に悩まされている」と指摘する。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/ SN?編集/武藤）