2013年7月25日、中國ではこのところ、無差別の暴力事件や傷害事件が相次いでいる。20日に北京市の北京首都國際空港で、車椅子に乗った男性が手製の爆発物を爆発させた事件は記憶に新しい。これ以外にも、同市のスーパーマーケット?カルフール馬連道店では刃物を持った男が來店客を次々と刺し、1人が死亡。また、広西チワン族自治區(qū)では4人目の子供の住民登録申請(qǐng)時(shí)に一人っ子政策のために罰金の支払いを求められたことに反発した男性が計(jì)畫出産當(dāng)局に乗り込み、職員を刺殺する事件が発生している。このような暴虐な事件は不満が爆発するかのように頻発している。米華字メディア?多維新聞が伝えた。

【その他の寫真】

英紙ガーディアンは北京首都國際空港の爆発事件を取り上げ、事件を起こした男性は出稼ぎ先の広東省で治安要員に毆られ障害を負(fù)い、損害賠償を求めて當(dāng)局を提訴したが敗訴、その後も陳情を行っていたが相手にされず、精神的に追い込まれていたと伝えた。政府當(dāng)局から一般庶民が非道な扱いを受けることは日常的に起きており、土地を失っても補(bǔ)償を受けられなかったり、醫(yī)者に病気を診てもらうためには賄賂が必要不可欠だったりと理不盡なことは多い。そして、自分たちが権力によって強(qiáng)引に法を守るよう要求されている一方で、役人らは法を犯しても罰せられることはないのを誰もが知っている。それが問題を引き起こしているのだ。

韓國メディアによると、所得の格差を示す指標(biāo)であるジニ係數(shù)を見ると、中國は2012年に既に0．49に達(dá)している。ジニ係數(shù)は0から1で示され、1に近づくほど格差が大きく、0．4以上は社會(huì)騒亂が多発する警戒ラインと認(rèn)識(shí)されている。

仏メディアは、中國の経済成長率は鈍化しつつあり、中産階級(jí)がこれまでのように急速に拡大することは難しく、成功できなかった者の多くは「チャイナドリーム」が自分たちには手の屆かないものであることを痛感。その結(jié)果、社會(huì)で不満や恨みが発散されていると指摘した。そして、政府にはびこる腐敗の深刻化は、挫折した人々の絶望感を助長している。（翻訳?編集/XC）