ブレーメン大學(xué)のグナル?ハインゾーン教授は、「これこそが、中國人がわれわれに勝る理由だ」と題した文章で、中國成功の秘訣（ひけつ）を分析した。文章はドイツ紙ディ?ヴェルトが23日付で掲載し、中國メディア?環(huán)球時報が25日付で伝えた。

同氏はまず、「近年、アップル（Apple）などのグローバル企業(yè)は新たなハイテクプロジェクトを進める際、往々にして研究センターを中國に置く。同社は中國に最先端の研究員1000人を含む1萬3000人の従業(yè)員を有しており、北京、深セン、上海、蘇州の研究センターに7億ドル（約750億円）を投資しているが、來年にはさらに14億ドル（約1501億円）を投入して貴陽市に新たなデータセンターを建設(shè)する。一方、歐州において最も重要なマーケットであるドイツには、アップルの研究センターは一つもない」と説明した。

そして、「この理由は、中國がより多くの“數(shù)學(xué)人材”を擁しているからだ」と指摘?！笟W州と比べ、日本や韓國、とりわけ中國は多くの數(shù)學(xué)人材を育成している。ある研究によると、2005～09年の間に生まれた子どものうち、數(shù)學(xué)的才能を持つ人數(shù)は韓國で94萬人、日本で180萬人、中國では2400萬人とされたのに対し、ドイツではわずか19萬人だった。中國では、幼稚園の頃から教師が子どもたちに數(shù)學(xué)の知識を教え込む。中國で世界的な大企業(yè)が根を下ろすだけでなく、アリババやテンセントといった國內(nèi)企業(yè)がクラウドコンピューティングのような進歩的な科學(xué)技術(shù)プロジェクトを次々に展開しているのもうなずける」と論じた。

さらに、「古くからのテクノロジー強國として知られるドイツの人口は中國の17分の1程度だが、數(shù)學(xué)に精通した人材の數(shù)は100分の1にも及ばない。加えて、中國の平均労働年齢は37歳であるのに対し、ドイツでは44歳。また、ドイツに根を下ろすハイテクプロジェクトの件數(shù)も少ない。ドイツに留まる一部の企業(yè)は、たとえドイツに殘ったとしても再び世界の頂點に躍り出ることはないと理解しているのだ」と分析した。

最後に、「この問題について、世界の投資家は政治家よりもよりはっきりとこの問題に気付いている。昨年の人工知能（AI）の研究開発に対する投資はその60％が中國に流れた。ゴールドマン?サックスは、29年にはさらに1兆ドル（約107兆円）の資本が中國に流入すると予想している」とした上で、「先進國は資金に困っていなくても、簡単にコピーすることのできないような知的資源に乏しい。中國の臺頭は、西洋諸國が初めて、聡明なだけでなく莫大（ばくだい）な人口を要するライバルに直面したことを意味している」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/巖谷）