日本よ、進むべき道を誤るな―中國有識者

Record China    2013年7月26日(金) 14時20分

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25日、第23回參議院選挙で自公連合が圧勝し、與野黨が衆(zhòng)參両院を各々押さえる「ねじれ國會」が解消されることとなった。資料寫真。

2013年7月25日、第23回參議院選挙で自公連合が圧勝し、與野黨が衆(zhòng)參両院を各々押さえる「ねじれ國會」が解消されることとなった。(文:辛仲楚(シン?ジョンチュウ)國際問題専門家。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載)

今回の選挙は通常の選挙だが、安倍政権が発足以來右傾化の道を邁進し続けているため、國際社會は高い関心を寄せた。參院選で勝利した安倍政権が日本をどの方向へ導いていくのかを、誰もが気にかけている。

日本政府は2つの全く異なる道を前にしている。1つは、衆(zhòng)參両院での絶対的優(yōu)勢という後ろ盾を得て、歴史問題などでますます恐いものなしとなり、憲法改正を推し進め、「國防軍」を創(chuàng)設し、侵略の歴史を否認し、第2次大戦後に構築された國際秩序に引き続き挑戦し、日本を「自己規(guī)制緩和」へと導く危険な道。もう1つは、參議院選挙という制約要因がなくなったため、領土問題で理性的、実務的な姿勢をとり、隣國との関係の立て直しを積極的に進め、自らの発展を地域の発展に融け込ませ、地域の平和?繁栄実現(xiàn)のために努力する道だ。

日本政府にとっては、前者の道を歩む誘惑の方が大きいようだ?,F(xiàn)在、日本社會は保守化の傾向が明らかで、民族主義が臺頭している。政治家は強硬姿勢を競い合っており、対外強硬姿勢を示せば容易に民衆(zhòng)の支持を得られる。一方、勇気をもって本當のことを言えば、売國と非難される。為政者の安倍氏は參院選の勝利を現(xiàn)行の政策に対する民衆(zhòng)の肯定と支持と解釈し、引き続きこの道に沿って進んでいくかもしれない。だが見識の高い人には明らかなように、この道は下心ある政治屋の鼓吹する「はかない夢」であり、よからぬ道であり、光明に満ちた道では決してない。

第1に、この道は歴史の潮流に逆行する。人類はすでに2010年代に入った。新興市場國が集団的に臺頭し、アジア太平洋の構造に深い調整が生じ、平和?協(xié)力?互恵の理念がすでに人心深く浸透している。誰であろうと軍事対立を囃し立て、武力を拡大し、侵略に大義名分を與え、國際秩序に挑戦するのは、いずれも身の程知らずの妄想に過ぎず、慘敗する運命にある。

第2に、この道はアジアとの関係を自ら斷つものである。歴史問題における日本の姿勢のために、アジアの人々は日本の將來の行方に憂慮を抱き続けている。終始歴史を直視できない國が、隣國を始めとする地域各國の尊重と信頼を勝ち得るとは想像しがたい。これは日本とアジア各國との間に垣根を築くに等しい。

第3に、この道は戦後日本の立國の根幹に背く。戦後日本の平和と繁栄は、軍事力の強大さによるものではなく、平和憲法と「専守防衛(wèi)」を堅持し、日本の人々の聡明さと才知を経済?社會建設に投じたためである。この點を放棄することは、戦後貫いてきた平和主義を放棄し、戦後の発展の軌道を変え、戦後の立國の礎を葬り去ることに他ならない。

実際のところ、日本が國際社會で政治的影響力のある國になりたいのなら、そのカギは歴史や領土問題での誤った政策を反省し、歴史の潮流に順応し、意識を正し、アジア諸國と真の和解を実現(xiàn)することにある。これが後者の道であり、試練に満ちてはいるが將來性は明るい。

安倍氏はかつて「美しい國へ」と題する著書で、自らの政治理念と日本の將來に対する考えを明らかにした。歴史と現(xiàn)実を直視し、隣國と親しくする道を歩んでこそ、初めて日本は「美しい國」に真になることができると私は考える。(提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/NA?編集/武藤)

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