2013年7月28日、浙江省の杭州灣には中國最大の漁場?舟山がある。かつては豊富な水産資源に恵まれたこの漁場、近年は隣接する工業(yè)施設(shè)などから排出される廃水の影響により、漁獲量が激減している?，F(xiàn)地の今の狀況について、中國中央テレビ（CCTV）の経済ニュース番組「経済消息聯(lián)播」が伝えた。

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現(xiàn)地の漁師の話によれば、現(xiàn)在の漁獲量は5年前に比べて3分の2まで落ち込んだ。以前であれば出漁して5?6時間もすれば魚が獲れたが、今では魚が網(wǎng)にかかるまでに30時間以上かけて遠(yuǎn)洋に出ているという。

浙江省海洋?漁業(yè)法執(zhí)行総隊の陳永祥（チェン?ヨンシアン）副総隊長は、この事実について「原因はいろいろあるが、海洋環(huán)境が汚染された影響がある」と語る?，F(xiàn)在、舟山漁場を含む杭州灣南岸地域には、中國最大の石油化學(xué)産業(yè)基地やエネルギー基地、さらには印刷?紡績?電気鍍金など汚染物質(zhì)排出企業(yè)が密集している。これらの企業(yè)が密かに垂れ流している廃水が原因で、近辺の水産資源が激減しているのだ。

同番組の取材時にも廃水を放出している現(xiàn)場に遭遇した。記者が當(dāng)該企業(yè)の現(xiàn)場責(zé)任者に指摘したところ、「偶然流れ出てしまったもので、量もごくわずかだ」として故意に行った可能性を否定した。しかしながら、同省寧波市観光保護(hù)局から記者が入手した「環(huán)境違反行為改善通知書」には、その企業(yè)が廃水を河川に垂れ流しており、その違法行為を直ちに止めるよう求める內(nèi)容が明記されていた。杭州灣の貴重な水産資源をこれ以上枯渇させないためにも、関係機関には早急な対応が求められている。(翻訳?編集/碧海)