湖北日?qǐng)?bào)は中國のSNSである微信の公式アカウントを通じ27日付で、同省で最高時(shí)速600－1000キロの高速リニアモーター実験線が著工される計(jì)畫があると報(bào)じた。大手ニュースサイトの新浪網(wǎng)も29日付で同記事を転載した。

記事によると、湖北省武漢市に本社を置く鉄道関連の調(diào)査や技術(shù)関連業(yè)務(wù)を行う企業(yè)の中鉄第四勘察設(shè)計(jì)院集団が明らかにした。同集団の技術(shù)系高級(jí)幹部の靖仕元氏が、予定されているのは高溫超電導(dǎo)技術(shù)を用いたリニアモーター実験線で、全長は200キロ余り。建設(shè)場(chǎng)所は湖北省南部の咸寧で、2020年の著工を目指しているという。

超電導(dǎo)とは電気の導(dǎo)體の溫度を下げていった場(chǎng)合に電気抵抗が急激にゼロになる現(xiàn)象を指す。超電導(dǎo)を利用すれば強(qiáng)力な電磁石が作れるので、すでに醫(yī)療用核磁気共鳴畫像寫真（MRI）などで広く応用されている。一方で、超電導(dǎo)は摂氏マイナス270度程度の「極超低溫」でしか実現(xiàn)できないという制限があった。

そこで、それほど低い溫度でなくても超電導(dǎo)が発生する導(dǎo)體の開発が、重要な研究テーマになった。特に重視されたのは、摂氏マイナス198．5度という液體窒素の沸點(diǎn)（1気圧下）以上の溫度で超電導(dǎo)発生させる「高溫超電導(dǎo)」の技術(shù)だ。従來は、超電導(dǎo)現(xiàn)象の発生のための極超低溫を維持するためにヘリウムが使われていたが、ヘリウムは沸點(diǎn)が摂氏マイナス268．9度と極めて低い半面、希少な物質(zhì)であり高価で、ほとんど米國でしか産出しない。米國はかつて、ヘリウムを戦略物資として輸出を禁止したこともあった。窒素ならば空気の主成分の一つであり、安価に製造でき資源の確保を気にする必要もない。

高溫超電導(dǎo)を工學(xué)面に応用しようとすれば、超伝導(dǎo)狀態(tài)の安定性なども大きな課題になる。大電流を流しているときに超電導(dǎo)の狀態(tài)が失われれば、熱抵抗による溫度上昇が一気に発生して爆発する恐れもあるからだ。高溫超電導(dǎo)を利用したリニアモーターカーの運(yùn)転が可能になっているとすれば、中國は同分野で極めて進(jìn)歩していることになる。

中鉄第四勘察設(shè)計(jì)院集団の靖氏によると、実験線では技術(shù)體系全體の実証や調(diào)整、運(yùn)行面での知見の取得を行い、その後には省都の武漢、さらに広州?深セン方面に延伸し、最終的には北京と広州を結(jié)ぶ路線の一部にする構(gòu)想という。（翻訳?編集/如月隼人）