10月1日、中國(guó)北京市では國(guó)慶節(jié)恒例の軍事パレードが行われた。最新兵器の登場(chǎng)や一糸亂れぬ歩兵部隊(duì)の行進(jìn)などが腳光を浴びたが、中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）ではほかにも、パレードに採(cǎi)用された「エコ」な仕組みが紹介され、中國(guó)のネットユーザーの注目を集めている。

今回の軍事パレードでは、建國(guó)70周年に合わせて北京市內(nèi)の一般家庭から手配された約7萬(wàn)羽のハトを大量の風(fēng)船とともに空に放つというパフォーマンスも観衆(zhòng)を驚かせた。中國(guó)メディア?人民日?qǐng)?bào)は3日、中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）で、「飛ばされた7萬(wàn)個(gè)の風(fēng)船はどれも100％分解される素材で作られていた。一定の高度に達(dá)すると自然に破裂するため、危険性もない」と説明した。

これに先立ち、英BBCは1日に中國(guó)の軍事パレードの様子を報(bào)じた記事の中で、「風(fēng)船が天安門(mén)の上空へ放たれた。中國(guó)は環(huán)境への影響について考慮しなかったのだろうか？中國(guó)にとって環(huán)境は差し迫った問(wèn)題だ。経済成長(zhǎng)を追求することによって、大規(guī)模汚染が起き、膨大な量の廃棄物が排出されている」などと批判し、賛否両論が上がっていた。3日の人民日?qǐng)?bào)の投稿は結(jié)果的にそういった指摘に反証する形となった。

人民日?qǐng)?bào)はまた、2日の投稿で「パレードではほかにも70発の禮砲が打ち鳴らされたが、その砲弾も環(huán)境保護(hù)技術(shù)によって改良され、汚染をほとんど生まない仕組みになっていた」とも紹介した。

このほか、軍事パレードの會(huì)場(chǎng)となった天安門(mén)広場(chǎng)には計(jì)2萬(wàn)4000平方メートル分のレッドカーペットが敷かれていたが、微博で中國(guó)の動(dòng)畫(huà)メディア?梨視頻が1日に伝えたところによると、カーペットは山東省陽(yáng)信県のある企業(yè)が約40萬(wàn)個(gè)の使用済みペットボトルを原料に、リサイクルして作ったものだった。製造過(guò)程では紡糸工程前の段階で著色剤を添加する原液著色技術(shù)を採(cǎi)用し、環(huán)境汚染を抑えることにも成功したという。

今回の軍事パレードの隠れた「エコ」を紹介した投稿には、中國(guó)のネットユーザーから「あまりの用意周到さに感動(dòng)」「私たちが思いつくようなことは國(guó)がすでに全部やってくれている」「これまで國(guó)慶節(jié)はただの祝日程度のものと思っていたけれど、今年は國(guó)の活力とみんなの祖國(guó)愛(ài)を感じられてすばらしい」といった稱(chēng)賛の聲が數(shù)多く寄せられた。

一方で、「環(huán)境にやさしいものを作るのにも、エネルギーが使われているんだけどね」「本當(dāng)に環(huán)境を守りたいのなら、風(fēng)船のように省略できるものはいっそのこと使わない方がいいのでは？」「風(fēng)船よりも先に、100％分解されるレジ袋を普及させるべき」といった冷靜な意見(jiàn)も見(jiàn)られた。（翻訳?編集/巖谷）