中國(guó)の音楽メディア?音楽周報(bào)は9月30日、音楽配信サービスが普及する日本で音楽CDの人気が依然として衰えない理由について紹介する記事を掲載した。

記事はまず、日本レコード協(xié)會(huì)が発表した「日本のレコード産業(yè)2019」のデータを基に、「日本では昨年のオーディオレコードの総生産金額が1576億円に上った。音楽配信の金額（645億円）の3倍にあたる」と紹介。さらに、世界でも日本の音楽市場(chǎng)規(guī)模は米國(guó)に次ぐ第2位とされていることを指摘した上で、「オーディオレコードが音楽配信よりも大きな売り上げを出しているということが、その隠れた原因だろう」と論じた。

記事は、本國(guó)では運(yùn)営會(huì)社が2006年に経営破綻した米國(guó)のCDショップチェーン?タワーレコード（TOWER RECORDS）が、日本では現(xiàn)在でも80店舗ほど営業(yè)していることを紹介。「日本のCD文化が時(shí)代の流れに逆らって繁栄している理由」として、日本の音楽産業(yè)の四つの特徴を紹介した。

一つ目の特徴は「CDのレンタルサービスが盛ん」なこと。記事は、「日本では1980年代にCDのレンタルサービスが大學(xué)生の間で流行した。定価の10％程度の値段でCDを貸し出し、消費(fèi)者に少なからぬ恩恵をもたらしたレンタル店だが、一方でそれは音楽業(yè)界にとって大きな打撃となった。しかし、その競(jìng)爭(zhēng)が日本の音楽産業(yè)をより強(qiáng)大なものにした。最近ではレンタルサービス業(yè)の収益は徐々に減少しているが、それでも日本には依然として2000店ほどのレンタル店が存在し、音楽を広める場(chǎng)所となっている」と説明した。

二つ目の特徴は「法律により安定したCD販売が守られている」こと。記事は、「1953年から適用された再販売価格維持制度により、日本ではレコード會(huì)社や流通業(yè)者、小売業(yè)者の間で非常に安定した価格構(gòu)造が構(gòu)築されており、海外企業(yè)の參入が難しい。同時(shí)に著作権の扱いも厳しく、一部のレコード會(huì)社はApple MusicやGoogle Play Musicといった音楽プラットフォームとの提攜を制限している」と指摘した。

三つ目の特徴は「アイドル文化が定著している」こと。記事は、「日本ではDVDやブルーレイディスクといった音楽ビデオが一定の売り上げを維持しているが、その內(nèi)容は主にアーティストのライブ映像。アーティストはライブツアーの映像収益にも依存しているため、その內(nèi)容を動(dòng)畫サイトにアップロードすることも少なければ、ファンの間で海賊版が出回ることも少ない。レコード會(huì)社もこのアイドル文化を活かして、CDにコンサートや握手會(huì)の參加券といった特典を付けるなどの販促を行っている」と紹介した。

最後に、アイドル文化以上に重要な四つ目の理由として「高齢化が進(jìn)んでいること」を挙げた?！溉毡兢扦蠉工?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=福山雅治'>福山雅治など、蕓能活動(dòng)歴の長(zhǎng)いアーティストが高い人気を誇っている。彼らのファンは歳を取るにつれて消費(fèi)能力を高め、CDを買い続ける形でアーティストを応援する。高齢化の問題が特に深刻な日本では、CDを購(gòu)入する習(xí)慣のある層が最も高い消費(fèi)能力を持つ層と重なっているのだ」と論じた。

記事は一方で、「デジタルの時(shí)代においてCDはやはり失速している」とも指摘。日本レコード協(xié)會(huì)が「昨年の音楽配信の規(guī)模は前年から13％拡大し、5年連続で伸長(zhǎng)中」と発表していることを紹介した上で、「再生が簡(jiǎn)単で比較的安価な音楽配信サービスは、日本の若い消費(fèi)者にはすでに主流となっている」と述べた。

そして、「即急に突破口を見つけなければならない狀況で、日本は海外展開を積極的に進(jìn)め始めた」と指摘?！袱膜祈n國(guó)が世界にチャンスを見出したとき、日本は國(guó)內(nèi)市場(chǎng)に焦點(diǎn)を當(dāng)てることを選んだ。しかし今では、日本はJ-POPやJ-ROCK、Cool Japanといった文化を世界に向けてアピールしている」とした。

さらに、「世界最大の音楽市場(chǎng)を抱える米國(guó)も、長(zhǎng)年にわたる音楽産業(yè)の停滯と伝統(tǒng)的な販売スタイルの崩落を経験したが、2016年にはデジタル時(shí)代への対応に成功して回復(fù)を遂げた。それは同時(shí)に、米國(guó)が新たな音楽やスタイルを世界に輸出し続けた結(jié)果でもある」と説明?！袱长欷先毡兢渲袊?guó)の音楽産業(yè)にとっても一つのヒントとなるだろう。デジタル革命を完全に受け入れつつ、アーティストの創(chuàng)造力や文化を外に向けて発信していくことが不可欠なのだ」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/巖谷）