2013年7月31日、中國?山東省浜州市に建てられた空母を模した観光施設(shè)が、オープン後わずか2年足らずで経営頓挫する危機(jī)に直面している。開業(yè)當(dāng)初はもてはやされた施設(shè)が、どうしてこのような結(jié)果になってしまったのか。中國青年報が特集記事で伝えた。

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この「空母」は2003年に著工。米國の原子力空母「ニミッツ」を?qū)g物大で再現(xiàn)するもので、當(dāng)初の建築費は3000萬元（約4億8000萬円）を予定していた。その後、建築資材の価格が上昇したことなどにより、最終的に1．2億元（約19億2000萬円）を費やして完成した。2004年2月、同市観光局は企業(yè)を誘致して入札募集を行う公示を発表したが、それには「本施設(shè)は同局が責(zé)任をもって管理する浜州新區(qū)の3大プロジェクトの1つである。施設(shè)は4星ホテルの基準(zhǔn)で建築を行い、レストラン?ホテル?アミューズメント施設(shè)?フィットネスクラブ?入浴施設(shè)などの機(jī)能を兼ね備えた高級飲食?娯楽施設(shè)である」と明記されていた。

2008年、施設(shè)には続々とテナントが入居し、一時期は大変な人気を博して當(dāng)?shù)丐违伐螗堀毳蕞`クとなった。しかし、それも長くは続かず、2010年にはほとんどのテナントが撤退してしまい、実質(zhì)的に閉鎖狀態(tài)となっている。今月22日に記者が現(xiàn)場を訪れた際も、人影は見當(dāng)たらず、施設(shè)はすべて閉鎖されていて往時の面影はまったくなかった。

一時は爆発的な人気があったこの施設(shè)は、どうしてこのようなことになってしまったのか。同市政治協(xié)商會議の委員を務(wù)める王忠敏（ワン?ジョンミン）氏は、その大きな原因として「當(dāng)初は政府もこのプロジェクトを多方面から支援し、関連企業(yè)に対しても一定の優(yōu)遇をしていた。しかし、その後に政府の関心は他地域の開発に移り、支援が途絶えたからだ」と指摘する。また、最初は物珍しさも手伝って周辺住民などが訪れていたが、次第に目新しさがなくなり、興味が薄れてしまったことも原因の1つに挙げられるとした。

7月24日、同市観光局の張伝禮（ジャン?チュワンリー）副局長は記者の取材に対して、「実際のところ、施設(shè)はまだ完工しておらず、正式営業(yè)も開始していない。以前のテナントは、一時的な試しの営業(yè)だった」と答えた。また、同市はこの施設(shè)を救うため、山東省の協(xié)力も仰いでいるという。同氏によれば、「複數(shù)の企業(yè)と経営委譲の商談が進(jìn)んでおり、近々結(jié)果が判明する」とのことだ。(翻訳?編集/碧海)