今年9月に來日した中國人民解放軍佐官級(jí)訪日団24人を東京都內(nèi)で自衛(wèi)隊(duì)の中堅(jiān)幹部30人が歓迎、交流したというニュースに、心溫まる思いを抱いた。制服姿で約2時(shí)間にわたって、防衛(wèi)當(dāng)局者同士の歓談の輪が広がったという。

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米國、中國の軍事増強(qiáng)が際立ち、日本の防衛(wèi)予算も増え続けている。世界各國での軍拡の風(fēng)潮を苦々しく思っていただけに、ホッとする出來事だった。東アジアの安定と平和へ寄與することを願(yuàn)ってやまない。

殘念なことにこのイベントは新聞?テレビであまり報(bào)じられなかったが、レコードチャイナがニュースとして取り上げていた。

それによると、主催した笹川平和財(cái)団の田中伸男會(huì)長は「日中佐官級(jí)交流事業(yè)は両國の防衛(wèi)當(dāng)局関係者に相互理解の場を提供するだけでなく、日中両國民の相互信頼を深める助けにもなる。今世界各地で対立や摩擦などがあり、大変心配しているが、このような交流は信頼醸成と安定に寄與すると確信する」と歓迎の挨拶を述べた。

中國人民解放軍佐官級(jí)訪日団の団長を務(wù)めた宋延超?少將（中央軍事委員會(huì)國際軍事協(xié)力弁公室副主任）は「今年は中日両國にとって重要な年。今年は新中國成立70周年であり、日本は『令和』時(shí)代がスタートし、両國関係は新たな安定と発展向けさらなる進(jìn)化を遂げている。代表団の今回の訪日が相互理解を増進(jìn)し、雙方の友情と協(xié)力を促進(jìn)することを希望する。防衛(wèi)當(dāng)局幹部の相互交流は中日友好の重要な懸け橋となり、両國関係発展の貴重な財(cái)産となるでしょう」と答禮の挨拶をした。

孔鉉佑駐日大使は「現(xiàn)在、中日両國と中日関係は新たな歴史的出発點(diǎn)に立っている。両國の指導(dǎo)者はすでに新しい時(shí)代の要請(qǐng)にふさわしい中日関係の構(gòu)築について重要な認(rèn)識(shí)を共有した。この共通認(rèn)識(shí)を?qū)g行に移し、新しい時(shí)代にふさわしい安全保障関係を構(gòu)築するためには、雙方が絶えず新たな知恵捧げ、協(xié)力することが必要だ。防衛(wèi)交流を含む中日関係が常に正しい軌道に沿って安定的に発展し、世界の平和維持、共同発展の促進(jìn)に重要な役割を発揮するよう望みたい」と挨拶?！袱长韦瑜Δ史佬l(wèi)當(dāng)局者の定期的な交流は強(qiáng)固なプラットフォームとなる」と期待したという。

高橋憲一?防衛(wèi)省事務(wù)次官は「この種の防衛(wèi)當(dāng)局者交流は地域の安定と平和に大きく寄與する。今年4月には海上自衛(wèi)隊(duì)の艦船が上海港に寄港するなど、交流が活発化していることを歓迎したい」と述べた。

今回の訪問事業(yè)は両國の防衛(wèi)交流の一環(huán)で、年に一回相互に訪問。2001年の開始以來、すでに日本自衛(wèi)隊(duì)幹部152人と中國人民解放軍幹部228人が參加した。2012年2月以降中斷していたが、昨年4月に再開した。

人民解放軍訪日団は、9月17日に來日し、國會(huì)を見學(xué)。防衛(wèi)省と防衛(wèi)研究所、航空自衛(wèi)隊(duì)入間基地など陸上自衛(wèi)隊(duì)と海上自衛(wèi)隊(duì)の基地を視察したほか、偕楽園や彥根城、琵琶湖、京都を訪れ、日本の文化についても研修したという。

以前、自衛(wèi)隊(duì)や人民解放軍の中堅(jiān)幹部と懇談する機(jī)會(huì)があったが、彼らは異口同音、「世界で一番戦爭したくないのはわれわれ左官級(jí)です。なぜなら部下を戦場に送って死傷させたくないからです」と語っていたが、本音であろう。

軍事予算を取るために「仮想敵」をつくって戦意を煽る政治家が世界中に多いのは殘念なことである。特に米國は産軍複合體の力が強(qiáng)く、ベトナム戦爭、イラク戦爭、アフガン派兵など次々に開戦してきた。少し前は北朝鮮、今はイランをターゲットにしていると言われる。中國も10月1日の建國70周年記念軍事パレードでの大型戦略兵器の誇示は見ていて不愉快だった。戦爭の犠牲になるのは前線に送り込まれる兵士と銃後の國民であることは論を待たない。

＜直言篇100＞

■筆者プロフィール：立石信雄

1959年立石電機(jī)販売に入社。1965年立石電機(jī)（現(xiàn)オムロン株式會(huì)社）取締役。1995年代表取締役會(huì)長。2003年相談役。 日本経団連?國際労働委員長、海外事業(yè)活動(dòng)関連協(xié)議會(huì)(CBCC)會(huì)長など歴任。SAM「The Taylor Key Award」受賞。同志社大名譽(yù)文化博士。中國?北京大、南開大、上海交通大、復(fù)旦大などの顧問教授や顧問を務(wù)めている。SAM（日本経営近代化協(xié)會(huì)）名譽(yù)會(huì)長。エッセイスト。

■筆者プロフィール：立石信雄

1959年立石電機(jī)販売に入社。1965年立石電機(jī)（現(xiàn)オムロン株式會(huì)社）取締役。1995年代表取締役會(huì)長。2003年相談役。 日本経団連?國際労働委員長、海外事業(yè)活動(dòng)関連協(xié)議會(huì)(CBCC)會(huì)長など歴任。「マネジメントのノーベル賞」といわれるSAM（Society for Advancement of Management）『The Taylor Key Award』受賞。同志社大名譽(yù)文化博士。中國?北京大、南開大、上海交通大、復(fù)旦大などの顧問教授や顧問を務(wù)めている。SAM（日本経営近代化協(xié)會(huì)）名譽(yù)會(huì)長。エッセイスト。