中國(guó)中央電視臺(tái)（中國(guó)中央テレビ）は2019年10月4日付で、1日の建國(guó)70周年の「國(guó)慶閲兵」の一環(huán)として天安門広場(chǎng)上空でのJ-20（殲20）、J-16、J-10の戦闘機(jī)3種の編隊(duì)飛行についての話題を「秘話」として発表した。

J-20、J-16、J-10が同一の場(chǎng)で飛行を披露するのは初めてだったという。記事はまず、戦闘機(jī)3種は戦闘時(shí)に敵に対して優(yōu)勢(shì)を保つように造られている一方で、本來(lái)ならば閲兵時(shí)に披露するような編隊(duì)飛行は難しいと紹介した。

例えばJ-20の場(chǎng)合、ステルス性向上のために機(jī)體が扁平な形狀をしている。編隊(duì)飛行時(shí)には通常、近くを飛行する僚機(jī)を目測(cè)して位置関係や距離を保つのが一般的だが、J-20は扁平な形狀のために僚機(jī)の目測(cè)が難しい。そのため、地上のさまざまな狀況と合わせて他の機(jī)體の大小を目視し、自機(jī)の角度を何度も修正して、隊(duì)形を整えるのだという。

J-16は重戦闘機(jī)であり、飛行中には各種通信の連絡(luò)ポイントにもなる。いわば「空中指揮官」の役割を擔(dān)うという。閲兵飛行の際にも、離陸してから定められたポイントに時(shí)刻通りに集合し、正確な編隊(duì)飛行を行うために実戦訓(xùn)練と同様の誘導(dǎo)をしたという。

J-10はエンジンを1基だけ搭載する?yún)g発機(jī)である點(diǎn)で、J-20やJ-16とは異なっている。つまり、1基しかないエンジンに不具合が生じると、それだけで墜落する危険が極度に高まる。

記事は、J-10が人口密集地帯である都市の上空を低い高度で密集して編隊(duì)飛行することについて、操縦士などに大きな心理的圧力がかかることもあると解説。

閲兵式でJ-10に搭乗した方金偉操縦士によると、バードストライク（鳥などとの衝突。吸気口から鳥を吸いこんでエンジンが停止する場(chǎng)合もある）などの事態(tài)にも備えて飛行経路の周囲の飛行場(chǎng)すべてに緊急著陸できるよう細(xì)かく定めていた。方操縦士は「特殊な事態(tài)に備えて相當(dāng)全面的に備えていたと言ってよいでしょう」と説明した。（翻訳?編集/如月隼人）