2013年7月31日、環(huán)球時(shí)報(bào)によると、米メディアはこのほど、中國人富裕層の食事が原因でオオサンショウウオが絶滅の危機(jī)にひんしていると指摘した。チュウゴクオオサンショウウオは鳴き聲が子供の泣き聲に似ていることから中國では「娃娃（赤ん坊）魚」とも呼ばれ、國から保護(hù)対象に指定されているが、富裕層の間で食材として珍重されたことで、この20年の間に生息數(shù)が大幅に減少している。

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チュウゴクオオサンショウウオは黃河や長江、珠江上流の流れの速い山間部の水域に生息しているとされるが、このほど行われた調(diào)査では古くから生息していたとされる水域からはまったく発見できなかった。約1億7000萬年前から生息してきたオオサンショウウオだが、わずか20年余りで絶滅寸前の狀態(tài)に追い込まれたことになる。今後10年間で野生環(huán)境において絶滅してしまう可能性もある。

その一方で、養(yǎng)殖が盛んに行われている。ある女性は8年前までは清掃業(yè)で毎月100ドル（約1萬円）しか稼げなかったが、現(xiàn)在は養(yǎng)殖業(yè)を営み、富裕層から注文が入るとオオサンショウウオを1匹1000ドル（約10萬円）で屆けている。レストランでも人気で、高価なオオサンショウウオは「成功を象徴する食材」となっている。

養(yǎng)殖された個(gè)體を野生に戻すことで絶滅を食い止めることは可能だが、養(yǎng)殖業(yè)者は利益追求にしか目が向いておらず、自然環(huán)境や野生のオオサンショウウオの保護(hù)にはまったく意識(shí)が向けられていないのが現(xiàn)狀だという。（翻訳?編集/岡田）