中國からの観光客が激減している臺(tái)灣で、廃業(yè)したホテルの経営者が全170部屋の客室や公共スペースを徹底的に破壊する事件が起こった。7日付で中國メディア?中國経済網(wǎng)が伝えた。

臺(tái)灣メディア?ETtodayが報(bào)じたところによると、ホテルリゾート會(huì)社?僖瑞飯店公司が経営する臺(tái)北市三重區(qū)の三ツ星ホテル?享趣商旅（Joy Hotel Sanchong）は、不動(dòng)産の所有者である東暘企業(yè)と今年5月に2年間の更新契約を交わしていた。しかし、7月末に突然中國大陸からの個(gè)人旅行禁止が発表されると、中國人観光客が主な客層だったというホテルの売上は半分ほどまでに減少し、損失は數(shù)千萬臺(tái)灣ドル（1臺(tái)灣ドルは約3．5円）に上った。

経営者は更新契約時(shí)に要求されていた2カ月分の保証金も支払っておらず、9月に入ってからは187萬臺(tái)灣ドル（約646萬円）の家賃の支払いも止まった。その後のやり取りを経て経営者に支払いの意思がないことを確認(rèn)した所有者が先月27日にホテルを引き上げに來たところ、3階から9階までの客室で家具などが破壊され、壁や床はペンキやスプレーで汚されているのを発見したという。

客室からはテレビや冷蔵庫といった備品が運(yùn)び去られており、1臺(tái)につき3萬臺(tái)灣ドル（約10萬円）ほどするドアの電子錠も一部を除き全て破壊されていた。東暘企業(yè)の楊（ヤン）氏は、ETtodayのインタビューに「修繕費(fèi)用は3000～4000萬臺(tái)灣ドルに上るだろう」と応えた。（翻訳?編集/巖谷）