中國(guó)紙「科技日?qǐng)?bào)」は6日、「中國(guó)メーカーが高速鉄道向けのベアリング部品の開発に成功した」という記事を掲載した。

記事によると、中國(guó)河南省のベアリング業(yè)者である「洛陽(yáng)LYC軸承有限公司」が時(shí)速250～350キロメートルの高速鉄道向けのベアリング製品の設(shè)計(jì)、開発に成功したという。すでに120萬(wàn)キロメートルの耐久性ベンチマークテストに合格し、「高速運(yùn)転時(shí)の溫度上昇が15℃を超えてはならない」などの厳しい條件もクリアしたという。

記事によると、中國(guó)高速鉄道ではいまだに車輪や車軸、ベアリングなどの基幹部品を輸入に頼っているという。特に時(shí)速160キロメートル以上で運(yùn)行する高速列車のベアリング部品は、スウェーデンやドイツ、日本など海外メーカーの製品を使用している。2009年の統(tǒng)計(jì)によると、貿(mào)易額は約8億ドル（約665億円）に達(dá)し、輸入超過となっているため、中國(guó)國(guó)內(nèi)メーカーは、基幹部品の國(guó)産化を最終目標(biāo)とした技術(shù)開発を進(jìn)めていた。2018年7月には、中國(guó)最大の列車車両開発?製造拠點(diǎn)を有する「馬鋼集団」の子會(huì)社?「馬鞍山鋼鉄股分有限公司」が生産した「時(shí)速320キロ高速列車用車輪」160輪がドイツ鉄道に供給され、初めて中國(guó)製の高速列車用車輪の輸出に成功したという。

記事は「洛陽(yáng)LYC軸承有限公司」について、「中國(guó)ベアリング業(yè)界の草分け的存在」と紹介。同社には、中國(guó)國(guó)內(nèi)のベアリング業(yè)界にとって重要な研究開発施設(shè)が集中しているだけでなく、「三峽ダム」や「嫦娥（じょうが）計(jì)畫」、「南水北調(diào)」のような重大な國(guó)家プロジェクトにも製品を提供した実績(jī)と、2萬(wàn)種類の規(guī)格にも対応可能なベアリングの製造技術(shù)があるという。

記事は最後に「高精度なベアリング部品の開発成功は、中國(guó)のベアリング技術(shù)が先進(jìn)國(guó)の仲間入りを果たしたことを意味する」と述べた。（翻訳?編集/原邦之）