2019年10月9日、中國メディアの中國僑網(wǎng)は、日本の華字メディア?中文導(dǎo)報(bào)が掲載した「中國人観光客は日本の観光立國の重要な柱になっている」とする記事を紹介した。

記事は、日中関係が改善する中、訪日中國人の數(shù)が増加し続けていると紹介。日本政府観光局（JNTO）によると、7月の訪日中國人旅行者は単月として初めて100萬人を突破しており、記事は「8月は前年同月比16．3％増の100萬600人。7月に続く100萬人超えで、堅(jiān)調(diào)さが目立つ」とした。

統(tǒng)計(jì)によると、今年1～8月では累計(jì)658萬3600人となり訪日外國人の約3割を占め、前年同期比13．6％増となった。平均すると毎月80萬人以上の中國人が訪日していることになり、記事は「中國人観光客が日本の観光立國の重要な柱になった」と指摘した。

世界的に見ると、観光大國のフランスは20年までに、米國も21年までに海外からの旅行者數(shù)を1億人とする目標(biāo)を定めているという。外國人旅行者の消費(fèi)が國內(nèi)総生産（GDP）に占める割合は、イタリアが2．1％、フランスが2％、英國が1．6％、ドイツが1．1％、米國とカナダが1％であるのに対し、日本はわずか0．4％と記事は説明し、「日本にはまだ外國人旅行者の受け入れを推し進(jìn)める十分な空間がある」と論じた。

訪日中國人が特に増加している理由について記事は、「地理的に近く、文化も比較的に似ており、観光面で相互に補(bǔ)い合うことができ、買い物が便利であるため、歐米と比べて受け入れやすく、よく知る歴史を日本で見つけることができる」ことにあると紹介。加えて、「中國の若者は日本のアニメやおしゃれに夢中になっており、個人旅行が新たな流行になっている」と伝えた。

また、専門家は「中國の観光地と日本の自然は相互に補(bǔ)い合う関係にある。両國の旅行文化は異なっているため、長所を?qū)Wび短所を補(bǔ)うことでウィンウィンの関係になれる」との見方を示しているという。（翻訳?編集/山中）