CRI online 2019年10月11日(金) 11時20分
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毎年この時期になると、「ノーベル賞」が世界の注目の的となる。
毎年この時期になると、「ノーベル賞」が世界の注目の的となる。9日夜にノーベル化學(xué)賞の受賞者が発表され、「リチウムイオン電池」を発明した日本の吉野彰氏を含む3人が受賞した。アメリカ國籍を取得した人を含めて、日本人受賞者はこれで27人目となる。
隣國日本で受賞者が現(xiàn)れると、中國國內(nèi)では日本の教育レベルの高さや教育方法を評価する記事が必ずと言ってよいほどネット上で拡散される。中には過度なまでに自國の教育に懸念を示すものもいるが、少し的外れな部分がある。そもそもノーベル賞は、研究業(yè)績について時間をかけて調(diào)べるため、20-30年前の成果で受賞することが少なくない。必然的に中國は成果を出すことになるだろうが、少し後になったとしてもおかしいことではない。
一方で、ノーベル賞の話題において、受賞國や成果以外に、その研究者を支えてきた環(huán)境や政策が注目されるべきではないだろうか。様々な研究ができる環(huán)境やそれらを支える國の政策、そして教育を介した次世代への継承、これらが力強(qiáng)く成果に結(jié)びついている。今回の受賞者である吉野彰氏は、同じくノーベル化學(xué)賞を受賞した福井謙一氏に學(xué)び、現(xiàn)在は名城大學(xué)の教授として教壇に立ち、若い世代に成功談などを伝えている。
この面において、中國も國を上げた支援に盡力している。習(xí)近平主席は以前の発言の中で、幾度となく人材育成の重要性や多分野の研究において必要となる「匠の精神」に言及し、実際に教育や研究の現(xiàn)場などではその精神が実行されている。各省に至っては、人材誘致の政策を豊富にすることで、人材確保とより良い環(huán)境作りに精を出している。更には近年、中國の研究環(huán)境に惹かれて來中する學(xué)生や研究者も多く、中には日本人の姿も散見される。
今回、ノーベル文學(xué)賞候補(bǔ)として、中國人作家?殘雪氏の名前が上がっていた。今後、國內(nèi)での研究環(huán)境がますます完備されていく中で、より多くの中國人の努力の成果が世界の大舞臺で評価されることになるだろう。また、グローバリゼーションが進(jìn)む中、ノーベル賞の受賞者に中國人と日本人が共に並ぶ未來にも大いに期待したい。(CRI日本語部論説員)
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