訪日中國(guó)人観光客の興味が「買い物」から「體験」に移ったと言われる中、中國(guó)メディアの第一財(cái)経は9日、日本の受け入れ側(cè)が中國(guó)人に人気のアニメやニシキゴイなどで中國(guó)人観光客との距離を縮めようとしていると報(bào)じた。

中國(guó)のオンライン旅行大手?攜程（シートリップ）によると、今年の國(guó)慶節(jié)連休のフリープラン旅行で「最大の勝者」となったのは日本だった。記事は、日本で旅行會(huì)社を経営する中國(guó)人男性が「多くの中國(guó)人観光客がフリープランという形で日本を體験するようになったこと」を「最も印象深い」としていることを説明。リピーター客の増加や、若者らの間で「免稅店にいる時(shí)間を減らして景色やグルメを楽しもう」という考えが広まっていることに觸れた上で、日本側(cè)の動(dòng)きを紹介した。

記事は、東京都東村山市が中國(guó)でも根強(qiáng)い人気のアニメ映畫(huà)「となりのトトロ」で中國(guó)の若者を引き寄せていると述べ、「宮崎駿監(jiān)督が手掛けた『トトロ』のインスピレーションは埼玉県所沢市から東村山市に続く狹山丘陵から來(lái)ているそうだ」と説明。記事によると、東村山市は以前、中國(guó)のネットアイドルを地元に招き、生放送という形で「トトロ」に登場(chǎng)する実際の景色を中國(guó)人観光客に紹介したことがあるという。

記事はまた、「新潟県はニシキゴイによって中國(guó)人観光客との距離を縮めたいと考えている。同県はニシキゴイ発祥の地で養(yǎng)殖の主要地域」と紹介し、中國(guó)のニシキゴイブームを知った関係者から「ニシキゴイ文化に多くの力を注ぎたい。ニシキゴイが中國(guó)人観光客に幸運(yùn)を運(yùn)んでくれればと願(yuàn)っています」との聲が聞かれたことを伝えた。

この他、新潟県の佐渡島にある佐渡トキ保護(hù)センターのデータとして「日本に生息する野生のトキ405羽は全て中國(guó)のトキの子孫」と説明し、同センターの責(zé)任者が「中國(guó)本土からの観光客はそれほど多くない。トキが、中國(guó)人観光客が日本を理解するための窓口の一つになってくれれば」とコメントしたと紹介した。（翻訳?編集/野谷）