中國(guó)メディア?央視新聞の16日付の記事によると、中國(guó)のSNS上で「重慶大學(xué)は670萬(wàn)元（約1億円）を投じて“ニセモノ博物館”を作った」と指摘する文章が掲載され、波紋を呼んでいる。

今月7日、重慶大學(xué)は創(chuàng)立90周年を記念して、虎渓キャンパス內(nèi)に「重慶大學(xué)博物館」をオープンした。館內(nèi)にはかつて同大學(xué)で教鞭を執(zhí)った呉応騎（ウー?インチー）教授によって寄贈(zèng)された、玉器や青銅器、陶磁器などを含む300點(diǎn)あまりの展示品が収められたという。

しかし、オープン後に同館を見(jiàn)學(xué)した「江上」と名乗る人物は、微信（WeChat）のアカウント「江上説収蔵」で、館內(nèi)の一部の展示品の寫真を掲載し「?jìng)挝铯扦ⅳ搿工戎刚Ｍ悉陡澶筏课恼陇膝庭氓壬悉菐冥⒛郡蚣?、博物館は15日に一般公開を停止する事態(tài)となった。

これを受け、中國(guó)メディアの新華毎日電訊は「江上」を取材。20年來(lái)の文物コレクターを自稱する同氏は、「博物館を見(jiàn)學(xué)中に、學(xué)生らが『この展示品はすごい』などと感嘆しているのを見(jiàn)て、こんな風(fēng)に學(xué)生を害してはならないと思った」「文章を書いたことには何の他意もない。ただ、自分の良心に従って本當(dāng)のことを言おうとしただけ」などと語(yǔ)ったという。

記事によると、重慶大學(xué)は15日午後に聲明を発表。「この件を重く受けとめ、専門チームを組織して調(diào)査を行っている」などとした。また、今回の件については中國(guó)のネット上で、寄贈(zèng)人である?yún)医淌冥蜗⒆婴┪镳^の館長(zhǎng)に就任していることが取り沙汰されたが、呉教授の娘は「父はこれまで決してコネを利用したことなどない」「兄（館長(zhǎng)）はこれまで重慶大學(xué)に十?dāng)?shù)年間にわたって勤めており、素質(zhì)に問(wèn)題はない。この點(diǎn)に関してわれわれには人に恥じるところなどない」などとコメントし、騒動(dòng)との関連を否定しているという。（翻訳?編集/巖谷）