2019年10月16日、中國(guó)メディアの海外網(wǎng)は、「これからの10年間で約400萬(wàn)人の臺(tái)灣の中高生が『脫中國(guó)化』の教育を受けることになる」とし、新たに使用される教科書(shū)の內(nèi)容を「臺(tái)灣獨(dú)立」のための政治教材だと非難する記事を掲載した。見(jiàn)出しには「恐ろしい！」との文言が付けらている。

記事によると、中國(guó)本土との融和を掲げる臺(tái)灣?國(guó)民黨の元立法委員が先日SNS上で「中學(xué)校1年生と高校1年生向けの新しい歴史教科書(shū)を買(mǎi)って読んだが、內(nèi)容がもはや歴史教科書(shū)ではなく、臺(tái)灣獨(dú)立主義者による『政治教材』になっていることを発見(jiàn)した」と書(shū)き込んだ。

記事は、教科書(shū)の內(nèi)容について「『臺(tái)灣の地位未定論』という史実に背く荒唐無(wú)稽な記述がある」としたほか、「慰安婦についての記述がなく、日本帝國(guó)主義による臺(tái)灣人の強(qiáng)制徴用についても簡(jiǎn)単に扱うのみだ」と紹介。一部有識(shí)者からは「第一線(xiàn)の歴史教師は良心を持ち、この教科書(shū)の使用を拒否すべく団結(jié)すべきだ」との聲が出たとしている。

また、新綱領(lǐng)に基づく新しい歴史教科書(shū)について、「約10年の版権があると想定すると10年間に200萬(wàn)人がこの本で歴史を?qū)Wぶことになり、さらに外部への波及を考えると400萬(wàn)人がこのような『脫中國(guó)化』の歴史教育を受けることになる」と主張した。

さらに記事は、臺(tái)灣の現(xiàn)役教師から出た戸惑いの聲や、「この教科書(shū)では臺(tái)灣文化の中心や魂が失われる」という臺(tái)灣の學(xué)術(shù)界関係者の意見(jiàn)を伝えると共に、臺(tái)灣のシンクタンク研究者が「教育は子どもたちに歴史を正しく認(rèn)識(shí)させるためのカリキュラムであり、偏った政治の目的に仕えるというのは絶対にあってはならない」との認(rèn)識(shí)を示した、と伝えている。（翻訳?編集/川尻）