中國紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は17日付記事で、「日中関係の行方をどう理解するか」と題する英BBCの文章を紹介した。

記事はまず、このたびの臺風(fēng)19號が日本に甚大な被害をもたらしたことを指摘。14日に予定されていた海上自衛(wèi)隊(duì)の観艦式が中止になったことを説明した上で、「2019年の観艦式は中國海軍の初參加が関心を呼んでいた」と述べた。

そして、「観艦式は中止されたが、日中関係は長年の曲折を経て新たな発展を得たようだ」とし、「臺風(fēng)にひるむことなく日本に向かった中國の駆逐艦『太原』は橫須賀港に入港。中國の軍艦が日本を訪れるのは10年ぶりのことで歓迎を受けた」と紹介。それ以前にも安倍晉三首相が中國の建國70周年に合わせて祝賀ビデオメッセージを送ったり、日中の新時(shí)代を切り開くと強(qiáng)調(diào)したりしていることに言及し、「臺風(fēng)は日中新時(shí)代を切り開くという安倍氏の情熱を吹き飛ばしはしなかったようだ」と論じた。

記事は「中國の経済、軍事力がアジアで急速な臺頭を見せる中、米中の矛盾は拡大の一途をたどっている。日中間にはもともと領(lǐng)海、歴史をめぐる多くの問題が存在する」と述べ、米國の一部學(xué)者は日本と手を組んで中國に圧力をかけるよう呼び掛けていると説明。「これに対して日本には口に出せない苦しみがある」とし、「現(xiàn)実的な地政學(xué)的検討をせねばならない」と説いた。また、來年行われる東京五輪にスポーツ強(qiáng)國?中國の參加を欠くことはできないとも述べた。（翻訳?編集/野谷）