2013年8月9日、「最悪の時期はすでに脫したと信じている。下半期も業(yè)績改善が続く」。パナソニックチャイナの擔(dān)當(dāng)者は7日、取材にこう語った。パナソニック、ソニー、シャープなど日本の家電大手は最近、2013年4?6月期の決算を相次いで発表。巨額の赤字の泥沼に陥った過去2年間の苦境と比べると、今回の決算は明るいものといえる。日本企業(yè)のモデル転換は業(yè)界で大きな話題となり、その経験は競爭相手の多い薄利市場で激しい競爭を繰り広げる中國企業(yè)にとって參考になると指摘される。広州日報が伝えた。

【その他の寫真】

■改善が続く業(yè)績

テレビやデジカメといった消費者のよく知る日系ブランドの主力製品はすでに競爭相手の多い薄利市場となり、中韓企業(yè)の攻勢を前に、日系ブランドの業(yè)績は人々を失望させてきた。だが、蓄積の厚い日系企業(yè)はどうやら活路を見いだしたようだ。パナソニックは昨日北京でB2B市場に狙いを定めたA4多機能一體型プリンターを発表した?！袱长欷夏?0％以上の成長を続けている市場だ」。パナソニックチャイナの西山浩氏は今後3?5年かけてこの市場の上位3社に食い込みたい考えを表明した。パナソニックチャイナの渋谷俊彥氏は「パナソニックの事業(yè)構(gòu)造は大きく変化した。企業(yè)間取引のB2B事業(yè)がすでに売り上げの70％を占め、家電事業(yè)は30％に過ぎない」と説明した。パナソニックが7月31日に発表した4?6月期の純利益は過去最高の1078億円に達した。前年同期の128億円と比べると8．4倍もの急増だ。渋谷氏は、パナソニックはすでに「最悪の時期」は脫し、下半期も業(yè)績改善が続くとの考えを示した。

■製品調(diào)整が効を奏す

ソニーの業(yè)績も投資家を喜ばせるものだった。4?6月期の売上高は前年同期比13％増の1兆7000億円、営業(yè)利益は6倍近くの365億5000萬円となり、純損益も34億8000萬円の黒字に転換した。製品構(gòu)成の調(diào)整がソニーの業(yè)績改善に重要な役割を果たした。テレビ事業(yè)を例に取ると、液晶テレビは販売臺數(shù)はやや減少したものの、高付加価値製品をより重視。スマートフォン事業(yè)も営業(yè)利益増加の大きな原因の1つとなった。

「液晶の父」と稱えられるシャープはパナソニックやソニーの業(yè)績には及ばぬものの、営業(yè)損益は30億円の黒字となり、前年同期の941億円の赤字から一変した。シャープは7?9月期も改善が続くとみている。

■製品競爭力が柱

「今回の日系企業(yè)の好転には円安効果の側(cè)面もあるが、企業(yè)が自ら調(diào)整を行った結(jié)果でもある。その経験はモデル転換と高度化を強調(diào)する中國企業(yè)にとって參考となる」。業(yè)界ウォッチャーの劉歩塵（リウ?ブーチェン）氏は「少なからぬ日本企業(yè)は長い歴史を持ち、數(shù)回の危機を経験してきた。彼らの再生能力を軽視してはならない」と指摘した。

巨大な経営圧力を前に、日系家電大手は人員削減や資産売卻を行ったが、製品競爭力を取り戻す努力はずっと怠らなかった。ソニーやパナソニックの上級管理職は様々な場で本紙記者に「製品を柱とし、真に顧客を引きつけることのできる製品の開発に努力する」と強調(diào)した。

「少なからぬ中國企業(yè)はコンセプト?マーケティングを過度に重視し、製品競爭力やユーザー體験を軽視している。これは間違った考えだ」。テレビ業(yè)界のアナリストも「例えば過去2年間もてはやされた3Dコンセプトは、ユーザー體験が悪く、今では産業(yè)化できるかどうかも疑問だ」と指摘した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/NA?編集/TF）