韓國の文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)の母親である姜韓玉（カン?ハンオク）氏が29日夜、老衰のため92歳で死去した。中國版ツイッター?微博（ウェイボー）でも梨視頻などの中國メディアが報(bào)じ、多くのネットユーザーがコメントを寄せている。

文大統(tǒng)領(lǐng)と夫人は同日、釜山市內(nèi)の病院で姜氏の最期をみとった。遺志に即して葬儀は家族葬とし、弔問や弔花は辭退する意向だという。

梨視頻は同投稿に、姜氏の一生を紹介する動(dòng)畫を添えた。動(dòng)畫では、「姜氏は朝鮮戦爭時(shí)の1950年に、北朝鮮の興南港から夫と共に（韓國の巨済島へと）南下し、その後は鶏卵の販売を生業(yè)にして5人の子どもを育て上げた」と説明した。

文大統(tǒng)領(lǐng)も以前、取材を受けた際、「當(dāng)時(shí)の巨済（コジェ）島ではどの家もニワトリを飼っていた。母は周りから卵を買い取ったあと、私を背負(fù)い、そして卵を頭に乗せて、釜山へと向かった」と語っている。

姜氏はまた、2004年に南北離散家族事業(yè)を通して北朝鮮で生活していた妹と再開したことも、當(dāng)時(shí)大きな話題となった。文大統(tǒng)領(lǐng)は以前、「母が北朝鮮の親族と生き別れているということが、私の離散家族問題に対する関心をより一層強(qiáng)めた」「死ぬまでに、北朝鮮にいる母方の親族に會(huì)いに行き、祖母の家を訪ねられたとしたら、もう思い殘すところはない」などとも語ったという。

姜氏の訃報(bào)は一時(shí)、微博の検索キーワードランキングの上位にランクインした。中國のネットユーザーからは、「偉大な母親だ」「韓國では超越した勇気を持つ人物だけが、大統(tǒng)領(lǐng)になれる」などのコメントが寄せられた。

このほか、あるネットユーザーが書き込んだ「巨済を旅行したときに文大統(tǒng)領(lǐng)の生家を見た。貧しい村にあって、古くて寂れた家のそばには紫陽花が咲き誇っていた。私にとっては忘れられない光景だ」というコメントも多くのユーザーの共感を集めた。（翻訳?編集/巖谷）