來年度から大學(xué)入學(xué)共通テストで予定していた英語の民間試験活用について、文部科學(xué)省が延期を決めた。経済狀況や住む場所によって受験機(jī)會(huì)に格差が生じる懸念があるためというが、最初から民間會(huì)社?団體に委ねるという発想そのものが破綻していたといわざるを得ない。

私は中學(xué)、高校とも英語が大好きだった。學(xué)校の授業(yè)に熱心に取り組み、英語力を高めるのに特別の塾や予備校に通う必要はなかった。大學(xué)は英文科を選択。就職してからの海外営業(yè)などに役に立った。

英語會(huì)話力が必要なことはわかるが、大學(xué)入學(xué)試験で英語をうまく話せるか受験生全員にテストする必要があるのか。現(xiàn)行の大學(xué)入學(xué)共通テストの全國共通ヒヤリングで足りるのではないか。

英語の民間試験や記述式問題の導(dǎo)入を柱とする國主導(dǎo)の大學(xué)入試改革について、民間試験の受験料は高額で、受験できる都市も全國で15カ所に限定され、経済狀況や住む場所によって受験機(jī)會(huì)に格差が生じる懸念が指摘されていたようだ。にもかかわらず、文部科學(xué)省は當(dāng)事者である大學(xué)や高校の専門家や受験生の意向を聞き入れず強(qiáng)行突破を目指していたという。

延期に追い込まれたのは、「身の丈に合わせて勝負(fù)してもらえれば」と受験機(jī)會(huì)の格差を認(rèn)めるかような萩生田文科大臣の発言がきっかけとか。貧富の格差を是認(rèn)し、「教育の機(jī)會(huì)均等」理念を危うくする軽率な発言は言語道斷である。

大學(xué)入試は個(gè)々の大學(xué)が自らの責(zé)任で行うもので、高い専門知識が必要だ。にもかかわらず、文科省は現(xiàn)場の聲を軽んじた「制度設(shè)計(jì)」に走った。もともと選抜試験を想定していない、性格の異なる英語の民間試験を一律に大學(xué)入試に使うことが果たして妥當(dāng)なのか。

一度貧困に陥ると抜け出せず、格差は受け継がれて固定する。変えられるのは教育の力だけだ?！父母铩工蚊韦猡趣嗣耖g営利企業(yè)?団體にテストを丸投げし、格差を反映させる仕組みを持ち込みもうとした文科省の責(zé)任は大きい。

＜直言篇102＞

■筆者プロフィール：立石信雄

1959年立石電機(jī)販売に入社。1965年立石電機(jī)（現(xiàn)オムロン株式會(huì)社）取締役。1995年代表取締役會(huì)長。2003年相談役。 日本経団連?國際労働委員長、海外事業(yè)活動(dòng)関連協(xié)議會(huì)(CBCC)會(huì)長など歴任?！弗蕙庭弗幞螗趣?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=ノーベル賞'>ノーベル賞」といわれるSAM（Society for Advancement of Management）『The Taylor Key Award』受賞。同志社大名譽(yù)文化博士。中國?北京大、南開大、上海交通大、復(fù)旦大などの顧問教授や顧問を務(wù)めている。SAM（日本経営近代化協(xié)會(huì)）名譽(yù)會(huì)長。エッセイスト。