中國(guó)メディアの環(huán)球時(shí)報(bào)は5日、「このことを、韓國(guó)人は中國(guó)人に知られるのを非常に恐れている」と題する記事を掲載した。

記事はまず、韓國(guó)紙?中央日?qǐng)?bào)が4日付で「米韓がインド太平洋協(xié)力で初めて具體的な合意」と報(bào)じたことについて「短い內(nèi)容でトップページにも表示されなかったが、韓國(guó)は米國(guó)のインド太平洋戦略の仲間入りをするのかと冷や汗ものだった。米國(guó)のインド太平洋戦略が中國(guó)を包囲するものであることは誰(shuí)もが知っている。韓國(guó)はTHAAD（高高度防衛(wèi)ミサイル）配備による損失では飽き足らず、再び同じ轍を踏もうとしているのか？」と疑問(wèn)を呈した。

その上で、「詳しく見(jiàn)てみると、タイトルには多くの情報(bào)が不足していた」とし、今月2日に行われた東南アジア諸國(guó)連合（ASEAN）関連首脳會(huì)議に際したスティルウェル米國(guó)務(wù)次官補(bǔ)と尹淳九（ユン?スング）韓國(guó)外交部次官補(bǔ)の協(xié)議後、共同で「説明書」を発表したことを紹介。説明書の內(nèi)容は、エネルギーやインフラ施設(shè)、開(kāi)発金融、デジタル経済、平和と安全保障などでの協(xié)力案を盛り込んだもので、「韓國(guó)政府としては対中牽制色を押さえるよう調(diào)整した」と伝えられている。

記事は、「インド太平洋戦略において、韓國(guó)は一貫して米國(guó)の圧力を受けてきた」とし、「2017年11月にトランプ大統(tǒng)領(lǐng)が初めて訪韓した際、韓國(guó)大統(tǒng)領(lǐng)府（青瓦臺(tái)）と米國(guó)のホワイトハウスが共同で発表したリリースには、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)が『米韓同盟はインド洋?太平洋の地域の安全と安定、繁栄にとって重要』と強(qiáng)調(diào)したことがはっきりと記されていたが、同じ日に韓國(guó)大統(tǒng)領(lǐng)府の役人は『われわれはトランプ大統(tǒng)領(lǐng)の意見(jiàn)を聞いたが、現(xiàn)在の世界情勢(shì)を踏まえ、すぐに參加することは望まない』とこれを否定。そして當(dāng)日の夜に韓國(guó)はまた『米韓はインド洋?太平洋の協(xié)力を背景に、可能な協(xié)力分野を模索する』と態(tài)度を変えた」とした。

そして、「中國(guó)政府の強(qiáng)い抗議を意識(shí)して、韓國(guó)政府は新南方政策とインド太平洋戦略を可能な限り“経済協(xié)力”の枠に収めようとした。新南方政策は経済政策であり、安全保障における比重は決して大きくないからだ。韓國(guó)大統(tǒng)領(lǐng)府は現(xiàn)在、安全保障の領(lǐng)域においては慎重な態(tài)度を保っている」と指摘?！疙n國(guó)の新南方政策がTHAADの（報(bào)復(fù)の）背景の下に進(jìn)められ、その目的が対中國(guó)依存の低下にあることは誰(shuí)もが知っている」とする一方、「インド太平洋戦略が中國(guó)包囲を目的としたものであることを、韓國(guó)は十分に分かっている。韓國(guó)がもし同戦略に加わると宣言すれば、中國(guó)からの圧力は小さくはない」とした。

さらに、「米國(guó)が対中牽制のために韓國(guó)をインド太平洋戦略に引き入れようとしていることを、韓國(guó)人ははっきりと認(rèn)識(shí)している」とし、「米國(guó)はこの説明書を発表する際にわざわざ『米韓政府の新南方政策とインド太平洋戦略間の協(xié)力に関する共同聲明』というタイトルを付けた」と指摘。「ASEANへの5G通信設(shè)備の共同支援」については「韓國(guó)に反ファーウェイを求めている？」と推測(cè)したほか、「國(guó)際ルールの順守」については航行の自由などと絡(luò)めて「南シナ海での立場(chǎng)を示すよう韓國(guó)に求めている？」と推測(cè)した。そして、「米國(guó)の忍耐力はそれほど殘っていない。この説明書で韓國(guó)に対し、どちらに付くのかということを伝えている」と論じた。

記事は、韓國(guó)紙?朝鮮日?qǐng)?bào)が2日付の記事で「韓國(guó)はTHAAD問(wèn)題で主権を放棄している。中國(guó)との合意を破棄すべきであり、THAAD配備以上に踏み込んだ措置をとってでもミサイル防衛(wèi)を強(qiáng)化すべき」との見(jiàn)方を示したことを紹介し、「米中両大國(guó)の間でバランスを取る韓國(guó)は、おそらく今後ますます厄介な問(wèn)題に直面することになるだろう」と伝えた。（翻訳?編集/北田）