2013年8月20日、京華時(shí)報(bào)によると、上海展覧センターで開(kāi)催された上海書展（ブックフェア）では、中國(guó)を代表する作家である梁暁聲（リアン?シャオション）や蘇童（スートン）、易中天（イー?ジョンティエン）などのサイン會(huì)が大人気となったほか、天蠶土豆（ティエンツァントゥドウ）などのオンライン作家も人気を集めている。新作を発表した天蠶土豆は、原稿料や漫畫、ゲームの印稅などを合わせると、昨年の収入が一般の作家よりはるかに多い1000萬(wàn)元(約1億6000萬(wàn)円)以上になったことを明らかにした。

▽ネット文學(xué)が書籍の販売を牽引

天蠶土豆の的代表作「斗破蒼穹」(2009?2011)は長(zhǎng)期にわたり、検索サイトサービス「百度」の人気検索ワードに入っていたほか、大手通信會(huì)社?中國(guó)移動(dòng)(チャイナ?モバイル）の攜帯小説ランキングのトップに立っていた。また、同小説を基にしたオンラインゲームも若者の間で大ヒットとなった。天蠶土豆は同フェアで新作「斗破蒼穹之大主宰」を発表し、「全く新しいストーリーで、海賊版の出現(xiàn)を避けるため、電子版と書籍を同時(shí)発売することにした」と語(yǔ)った。

同フェアで行われた天蠶土豆サイン會(huì)に訪れたファンのほとんどは、90年代生まれの若者だった。天蠶土豆自身も、読者の80％が90年代生まれの若者で、小學(xué)生も多いとしている。天蠶土豆の作風(fēng)には、モンスターを倒してレベルアップしていくタイプのゲームと同じとの批判もあるが、天蠶土豆は「ネット文學(xué)は新しい文學(xué)で、伝統(tǒng)的な文學(xué)と比べるとネット文學(xué)には重みがないと感じる人も多いかもしれない。私が過(guò)去に出版した書籍も、初めは1作品あたり1-2萬(wàn)冊(cè)売れればいい程度の販売數(shù)だったが、現(xiàn)在は販売量が増加している。つまりネット文學(xué)にも価値があるということ」との見(jiàn)方を示している。

▽收入源の多元化が産業(yè)チェーンを形成

天蠶土豆はまた、「ネット文學(xué)に攜わったこの6年、同業(yè)界は年々良くなっていると感じる。もちろん初めのころは著作権も完備されておらず、書籍版や漫畫版もなかなか業(yè)績(jī)を上げられずにとても苦労した。それでも少しずつルートが開(kāi)拓され、ネット文學(xué)も価値あるものになってきた」と、ネット文學(xué)が成長(zhǎng)過(guò)程にあることを強(qiáng)調(diào)した。

同フェアには、中國(guó)で女性を?qū)澫螭衰庭氓任膶W(xué)を配信しているサイト「紅袖添香小説網(wǎng)」に作品を提供している女性作家10人も登場(chǎng)し、話題を呼んだ。10人は、「大姑子北北小姑子南」「盛夏晩晴天」「空姐小花」など、クリック回?cái)?shù)1000萬(wàn)回を超える人気オンライン小説を攜えて參加した。主催者は、「ネット文學(xué)は近年、映畫やテレビドラマにも進(jìn)出するようになり、同サイトで大ヒットした作品をドラマ化した『裸婚時(shí)代』は大人気となった。ネット文學(xué)は現(xiàn)在、映畫やテレビドラマ業(yè)界のクリエイティブの源になっている」と語(yǔ)った。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/KN?編集/武藤）