中國における日本アニメ普及史は海賊版の歴史そのもの―中國メディア

Record China    2019年11月11日(月) 21時40分

拡大

10日、観察者網(wǎng)は、中國國內(nèi)における日本のマンガ?アニメの「海賊版史」を紹介する記事を掲載した。寫真は中國の書店に並ぶスラムダンク。

2019年11月10日、中國メディアの観察者網(wǎng)は、中國國內(nèi)における日本の漫畫?アニメの「海賊版史」を紹介する記事を掲載した。以下はその概要。

現(xiàn)在のように中國で日本の漫畫やアニメが深く愛され、サブカルチャー化するきっかけになったのは1980年代のことだ。しかし當(dāng)時日本の漫畫?アニメ業(yè)界は進(jìn)んで海外市場開拓をする意思はなく、中國ではアンダーグラウンドの中で普及していった。

漫畫好きの80年代生まれ、90年代生まれであれば、學(xué)校の入口の書店で海賊版を見たり、授業(yè)の合間に友達(dá)とこっそり漫畫の話をした経験があるだろう。インターネット普及より前の時代は、海賊版漫畫と愛好者たちの口伝えが流行を支えたのである。

また、當(dāng)時の日本の業(yè)界は海賊版に対する反応が鈍く、海賊版の漫畫は中國本土や香港、臺灣だけでなく、韓國、シンガポール、タイ、マレーシアとアジア各國に拡散していった。

90年代に漫畫と共に普及を支えたのはテレビでのアニメ放送だったが、放送映像の大部分は正規(guī)のルートから入手したものではなく、海賊版の映像だった。

2000年代に入ると當(dāng)局が外國アニメのテレビ放送に規(guī)制をかけ、國産アニメを提唱する政策を取り始めた。しかし、國産アニメはまだまだ質(zhì)、量ともに不十分であり、すでに普及しつつあったDVDが日本アニメ海賊版作品の一大市場になったのである。

やがてインターネットの時代が到來し、中國の動畫サイトが正規(guī)のルートによる版権購入合戦を繰り広げるようになって、われわれはようやく正規(guī)版の日本アニメを見る機會が増えてきた。

いわば、日本アニメの中國ひいてはアジアの普及史というのは、基本的に海賊版の歴史なのである。版権という點で言えば悲しい話ではあるが、この歴史の中で2次元文化市場が醸成されていったのも事実なのだ。(翻訳?編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務(wù)提攜

Record Chinaへの業(yè)務(wù)提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務(wù)提攜