2019年11月10日、新浪新聞は、河北省唐山市で60代のがん患者が警察から買春客と誤認(rèn)され逮捕されるトラブルがあり、警察當(dāng)局が謝罪したと報(bào)じた。

記事によると、警察が9月15日夜に同市路南區(qū)の風(fēng)俗店を捜査し、容疑者15人を逮捕した際に、その場(chǎng)にいた60代の男性を誤って取り押さえた。男性はがんを患っており、その場(chǎng)で事件と関係ないことを主張していたが、警察官は頭や肩を押さえつけ、催涙スプレーを用いるなどして男性を拘束したという。

その後の調(diào)べで男性に犯罪の嫌疑の可能性がないと判斷され、警察當(dāng)局は男性を病院へ送り、謝罪を繰り返して和解に至ったという。

行き過(guò)ぎた公権力の行使ともとられかねないこのトラブルについて、中國(guó)のネットユーザーは「激しく抵抗したために警察官から強(qiáng)制措置を取られたという情報(bào)もあるので、確認(rèn)してほしい」「いかなる理由であれ60代のお年寄りに暴力を振るうというのは誠(chéng)意が感じられない」「取り締まりの仕方をもう少し人間らしくしてほしい」「こういった誤認(rèn)逮捕は、たまたまではないと思う」といったコメントを殘した。

また、警察が男性に9萬(wàn)元（約140萬(wàn)円）の賠償を支払ったという情報(bào)もあり、「誤認(rèn)逮捕して、かつ公費(fèi)から多額の賠償を支払う。警察官は処罰の対象にならないのか」と疑問(wèn)を呈するユーザーも少なからず見られた。（翻訳?編集/川尻）