2013年8月23日、一週間忙しく働き続けたあと、休日に「旅に出たい！」と思ってもなかなか時(shí)間がとれないということはないだろうか？そんな人のために、中國では高速鉄道を利用したツアーが誕生した。今回は、高速鉄道で山東省の魅力をたっぷり楽しむツアーを紹介する。山東省は北京と上海の中間地域にあり、いずれの都市からもアクセス至便だ。時(shí)速300キロで省內(nèi)の8都市―済南、泰安、曲阜、青島など―をつないでいる。

【その他の寫真】

まず、山東省の省都である済南からスタートする。北京から高速鉄道で1時(shí)間20分。古來より泉の都として知られる済南には、“天下の名泉” ●突泉をはじめ、黒虎泉、五龍泉、珍珠泉などの「72泉」が點(diǎn)在する。仏教名山である千仏山、泉の合流點(diǎn)である大明湖など、北國の雄大さと南國の優(yōu)雅な姿が融合する街並みは、旅人の心を動(dòng)かすことだろう。(●＝足偏に「勺」)

泉を満喫した後は、雄大な山を楽しもう。済南から高速鉄道で30分で到著する泰安では、風(fēng)光明媚な景色はもちろんのこと、中國の歴史上重要な役割を果たした山として名高い泰山（世界複合遺産）は見逃すことのできない名所である。雄大かつ壯麗な風(fēng)景と重厚な歴史文化の遺産による完璧なコラボレーションは、インパクトも絶大だ。歴代皇帝がたどったのと同じように「岱廟」から參道を歩いて頂上に登り、ご來光を拝めば一生忘れられない體験になるだろう。

泰山を後にしたら、曲阜へ。晝食をとる時(shí)間には、孔子文化にあふれる街と出會(huì)えるだろう。悠久の歴史を背景に文化財(cái)や古跡が多く、観光資源の豊かな曲阜は、中國文化に興味がある旅人には外せないところである。儒教の聖地、孔子のふるさと…「東方文化の華」と稱される世界でも珍しい古建築群が完璧に保存されていて、ユネスコの世界文化遺産リストに登録されている。

最後は、耐え切れない暑さから逃れて青島で涼しい週末を過ごそう。北京からわずか4時(shí)間で、涼しく柔らかい海風(fēng)を感じられるのがここだ。きれいな海で泳ぎ、ビーチバレーに興じたり、友達(dá)と一緒に特産のビールを飲んだりしてリラックスしよう。青く美しい海と、海上に浮かぶ山々、緑豊かな街の景色、ヨーロッパを思い起こす優(yōu)雅な建築物の數(shù)々。青島は避暑地として最適のチョイスだ。

※本記事は楽旅中國（らくたびチャイナ）の特別提供。楽旅中國は、中國青年旅行社（CYTS）傘下で展開する中國旅行専門の日本語オンラインサービスです。