2019年11月14日、韓國で日本の大學(xué)入試センター試験に相當(dāng)する大學(xué)修學(xué)能力試験（修能）が始まった。受験競爭が厳しい韓國では、リスニング試験中の航空機(jī)の離著陸を禁止したり、受験會場付近の列車を徐行運(yùn)転させたり、パトカーに遅刻しそうな受験生を送らせたりと、國全體で受験生へのさまざまな支援が行われる。その分ハプニングもつきものだが、今年もさまざまなニュースが報(bào)じられている。

韓國?聯(lián)合ニュースによると、釜山の高校に通うある女子生徒は蟲垂炎のため病院で試験を受けている。同生徒は試験前日に病院で「注意が必要なレベル」と診斷されたが、「試験中に手術(shù)を要する狀況が発生しかねない」と判斷して學(xué)校側(cè)に相談。救急車で病院に向かい、そこで試験を受けることになったという。

ある男子生徒は、女子生徒の受験會場となっている女子高で試験を受けている。朝寢坊し、本來の受験會場では試験開始時(shí)間に間に合わなかったためだ。同生徒は両親から連絡(luò)を受け駆けつけた警察のパトカーに乗って自宅近くの受験會場に行き、別途用意された場所で試験を受けることになった。釜山市教育庁も「萬が一の場合」に備えて待機(jī)させていた監(jiān)督官2人を派遣し、同生徒を支援したという。釜山警察庁の発表では、同日に寄せられた修能関連の通報(bào)は53件に達(dá)したという。

また中央日報(bào)によると、慶尚北道亀尾市では「太極旗部隊(duì)」と呼ばれる保守団體らが受験會場付近で樸正煕（パク?チョンヒ）元大統(tǒng)領(lǐng)の生誕102年を記念するイベントを行うと宣言し、物議を醸している。樸元大統(tǒng)領(lǐng)は1917年11月14日に亀尾市で生まれた。そのため同市は毎年この日に大々的なイベントを行ってきたが、今年は修能の日と重なったため、騒音を懸念しイベントを大幅に縮小させた。しかし団體らは試験時(shí)間中に受験會場近くにある樸元大統(tǒng)領(lǐng)の生家に集まり、その後付近を行進(jìn)するとしており、ネット上などで批判の聲が高まっている。（翻訳?編集/堂本）