即位の禮や祝賀パレードなどが華やかに行われ、國(guó)民の間に天皇皇后ブームが湧き起こった。テレビ映像などで拝見(jiàn)し、日本人として誇らしい思いを抱いた。天皇陛下には皇太子殿下時(shí)代に何回もお會(huì)いしているので、喜びもひとしおであった。

ところが、日本の皇統(tǒng)は斷絶の危機(jī)に直面し、やがて天皇制は自然消滅してしまうことが懸念されているという?；适业涔?fàn)は「皇位は、皇統(tǒng)に屬する男系の男子が、これを継承する」と定め、皇位継承権者を男系男子に限定する?，F(xiàn)在の皇位継承者は順に（1）秋篠宮さま（2）悠仁さま（3）常陸宮さま―の3人だけ。悠仁さま以外は天皇や上皇と同世代なので、このままでは先細(xì)りとなってしまう。2005年11月、當(dāng)時(shí)の小泉純一郎首相が設(shè)けた「皇室典範(fàn)に関する有識(shí)者會(huì)議」が、女性天皇や母方が天皇の血筋を引く女系天皇を容認(rèn)する內(nèi)容の報(bào)告書(shū)をまとめたが、翌2006年2月に秋篠宮妃紀(jì)子さまが悠仁さまを懐妊されたことが明らかになり、議論はしぼんだという。

上皇さまの退位に當(dāng)たり17年6月に成立した皇室典範(fàn)特例法は、付帯決議で「安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創(chuàng)設(shè)等」を代替わり後に検討し、國(guó)會(huì)に報(bào)告するよう政府に求めている。

女性宮家は女性皇族が結(jié)婚後も皇室にとどまるもの?；首鍞?shù)減少への対策となるが、皇位継承を男系男子に限る現(xiàn)行制度では、皇位継承者の確保にはつながらない。政府は今後、本格的な議論に著手するが、保守勢(shì)力は女性天皇に反対しているようだ。

皇室典範(fàn)上の皇位継承順位とは別に、次世代の皇室の継承者として國(guó)民から期待されるのは若い世代の悠仁さまと愛(ài)子さま。政府は皇位継承資格を男系男子に限っていることについて國(guó)會(huì)で「男系継承が古來(lái)例外なく維持されてきたという我が國(guó)の伝統(tǒng)を踏まえたもの」と答弁しているが、愛(ài)子さまのような男系女性天皇は否定されていない。過(guò)去に男系女性天皇は推古天皇、持統(tǒng)天皇など8人も存在するというから前例踏襲にもなる。

男性天皇に限定することは「男女共同參畫(huà)」「1億総活躍」の政府目標(biāo)にも逆行する。世界の王室に比べ日本の男子に限る継承制度は異常で、男系の長(zhǎng)子が男女にかかわらず継承することがわかりやすく多様性時(shí)代に合致しているとの聲は根強(qiáng)く、各種世論調(diào)査では70～80％が女性天皇を容認(rèn)している。

言論NPOの「信頼できる対象」についての世論調(diào)査によると、「天皇?皇室」との回答が87％と斷トツ?！竾?guó)會(huì)」「政府」「メディア」がいずれも20～30％臺(tái)にとどまったのと好対照だった。天皇皇后の國(guó)民に真摯に寄り添う姿勢(shì)と平和志向が評(píng)価されているようだ。両陛下が男女平等社會(huì)を體現(xiàn)されていることも高い信頼につながっていると思う。

＜直言篇103＞

■筆者プロフィール：立石信雄

1959年立石電機(jī)販売に入社。1965年立石電機(jī)（現(xiàn)オムロン株式會(huì)社）取締役。1995年代表取締役會(huì)長(zhǎng)。2003年相談役。 日本経団連?國(guó)際労働委員長(zhǎng)、海外事業(yè)活動(dòng)関連協(xié)議會(huì)(CBCC)會(huì)長(zhǎng)など歴任。「マネジメントのノーベル賞」といわれるSAM（Society for Advancement of Management）『The Taylor Key Award』受賞。同志社大名譽(yù)文化博士。中國(guó)?北京大、南開(kāi)大、上海交通大、復(fù)旦大などの顧問(wèn)教授や顧問(wèn)を務(wù)めている。SAM（日本経営近代化協(xié)會(huì)）名譽(yù)會(huì)長(zhǎng)。エッセイスト。