2019年11月18日、中國(guó)メディアの光明日?qǐng)?bào)は、「メガネ禁止騒動(dòng)」から垣間見える日本社會(huì)における女性の就業(yè)の難しさについて論じた記事を掲載した。以下はその概要。

近ごろ、日本の働く女性らが職場(chǎng)でのメガネ著用を禁止する會(huì)社の規(guī)定に反対する姿勢(shì)を示し、日本社會(huì)でニュースになった。多くの人が「日本の女性は結(jié)婚後に職場(chǎng)を離れ家庭に入る」というイメージを持っているかもしれないが、労働力が不足する今の日本では、ますます多くの女性が職場(chǎng)に回帰しているのだ。

日本の総務(wù)省が2月に発表した労働力調(diào)査では、昨年における女性の就職率が50年ぶりに50％を超えたことが明らかになった。日本政府が進(jìn)める「働き方改革」の一定の成果と言えるが、一方で男性の就業(yè)率70％に比べるとまだまだその差は大きい。そこには、「メガネ禁止」のような「不可解なルール」があるのだ。

実際に街頭で話を聞いてみると、企業(yè)で働く日本人女性の多くがメガネの著用を避け、コンタクトレンズを著けているという。「別に要求されているわけではないが、みんながそうしているのでまねしている」とのことだ。

また、日本の女性が職場(chǎng)で直面する不文律は「メガネ禁止」にとどまらない。6月には、根本匠厚労相（當(dāng)時(shí)）が國(guó)會(huì)で女性の職場(chǎng)でのハイヒールやパンプス著用強(qiáng)制を容認(rèn)すると取られかねない発言を行い、2萬人余りの女性が反対の請(qǐng)願(yuàn)書に署名した。

日本女性の職場(chǎng)回帰を阻む根底にあるのは、日本社會(huì)に深く浸透している「男尊女卑」の考え方だ。女性の就業(yè)への動(dòng)きは1970年代から始まったが、給與や地位において男性と同じ待遇を受けるのが難しい狀況が今も続く。

今回、ネット上で多くの女性が「メガネ禁止」のルールを巡って女性の尊厳と男女平等を求める意思を示した。労働力が減少している日本において、潛在的な意識(shí)として深く根付いた「男尊女卑」の打破は避けられない課題だが、その解決にはなおも時(shí)間が必要だ。（翻訳?編集/川尻）