2020年7月6日、中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は、英紙デイリー?テレグラフが「英國(guó)経済が中國(guó)から完全に離れるのは難しい」とする記事を掲載したことを報(bào)じた。

環(huán)球時(shí)報(bào)によると、記事は、「米國(guó)や英國(guó)、さらには歐州において反中國(guó)派の勢(shì)いが増している」と指摘。これまでの対中関係の黃金時(shí)代は終わりを迎え、互いに敵視する雰囲気が生まれているが、こうした狀況の中で英國(guó)が歐州連合（EU）と中國(guó)の両方から離れること、米國(guó)との貿(mào)易協(xié)定合意の前途は程遠(yuǎn)いことは、英國(guó)にとって挑戦になっているとした。

その上で記事は、対中貿(mào)易は中國(guó)の方が益を得る「一方通行」の狀態(tài)が長(zhǎng)く続いていたと分析。中國(guó)という巨大な潛在市場(chǎng)は魅力的ではあるものの、市場(chǎng)進(jìn)出が國(guó)際ルールではなく「屈服と従順」を基にしたものなら、追い求める価値がないと論じた。

とはいえ、中國(guó)を完全に排除することは「危険なゲームだ」と記事は主張。中國(guó)は完全に「自給自足」できる國(guó)であり、ロシアなど西洋諸國(guó)の敵とみなされる國(guó)と同盟を結(jié)ぶなら、それは西側(cè)諸國(guó)の利益に符合しないという。

中國(guó)排除がもたらす不利益について記事は、「10萬(wàn)人の中國(guó)人學(xué)生が英國(guó)で學(xué)べなくなったらどうなるだろうか。來(lái)年冬にも起きるかもしれない新型コロナウイルスの第2波に備えるための個(gè)人の防護(hù)裝備はどこから來(lái)るのか。ノキアやエリクソンが華為技術(shù)（ファーウェイ）の代わりになるというが、その裝備はどこで組み立てるのか」と指摘した。

そして「莫大（ばくだい）な経済代償を支払わずに対中貿(mào)易を停止するという考えは幻想にすぎない」と記事は分析。ビジネスが國(guó)家の利益を上回るということはないものの、「一部の政治家は中國(guó)排除による経済および外交上の悪い結(jié)果を十分には考慮していないのではないか」と懸念を示した。

さらに、「どんなに渇望しても、中國(guó)と経済的に完全に離れることは実際的ではなく、率直に言うとあまり可能なことではない」と指摘。「米國(guó)に対する忠誠(chéng)から脫中國(guó)に進(jìn)んでも、もし米國(guó)が中國(guó)と和解したら英國(guó)はどうなるのか。中國(guó)を抑え込もうという考えは幼稚であり、勝つ見(jiàn)込みのない戦爭(zhēng)を仕掛けるのでなければ、われわれはただじっと耐えるしかない」と論じた。

記事は、「最も良い方法は、重商主義に代わる実行可能なルールを制定し、中國(guó)に西洋の方法で行わせることである。われわれは中國(guó)に宣戦布告する必要はなく、中國(guó)に迎合する必要もない。これは二つに一つという問(wèn)題ではないのだ」とした。（翻訳?編集/山中）