中國メディアの観察者網(wǎng)に26日、「文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)が負(fù)けを認(rèn)め、安倍晉三首相が笑う」と題する論評が掲載された。著者は日本企業(yè)研究院の陳言（チェン?イエン）執(zhí)行院長。

韓國政府は22日、破棄するとしていた日本との軍事情報(bào)包括保護(hù)協(xié)定（GSOMIA）を當(dāng)面維持すると発表した。陳氏はGSOMIA延長発表の直前の日韓雙方の動きを説明した上で、「安倍首相の官邸周辺の街はいつもと変わらず、道路も渋滯してはいなかった。対照的に、韓國大統(tǒng)領(lǐng)府の周辺では各種の政治的な主張を行う人々が抗議の聲を上げていた」「文大統(tǒng)領(lǐng)にはチョ?グク前法相のスキャンダルがあった。安倍首相にも森友?加計(jì)學(xué)園や桜を見る會などスキャンダルが多い。しかし、両政権の安定性を比較すれば、安倍政権は堅(jiān)牢、文政権は火山の噴火口の上に座っているようなものだ」などと論じた。

そして、「韓國に対して一切の譲歩はせず、追い込むことで、最終的に文大統(tǒng)領(lǐng)はGSOMIAを延長せざるを得なくなった。これは安倍首相の外交経験から最良と判斷した手法だ」とし、安倍首相の地元?山口県下関市に朝鮮系の住民が多いことなどを指摘。「安倍首相は朝鮮半島に対して、他の日本の政治家よりも突出した理解力がある」とした。結(jié)果として韓國が22日午後6時(shí)にGSOMIA延長を発表したことについて、「韓國は『破棄の停止』と言葉こそ選んではいたものの、実際はどうしようもなく延長した」との見方を示した。

さらに、「安倍首相が『文大統(tǒng)領(lǐng)は最終的に負(fù)けを認(rèn)める』と踏んだ理由には、韓國に対する政治手法を熟知していたこと以外に、米國に対する深い理解もあった」とも指摘?！赴脖妒紫啶?、米國が最終的に韓國の“獨(dú)斷専行”を放っておくことはなく、必ず韓國に強(qiáng)く翻意を迫ると信じていた」とした。

米國の動きについて陳氏は、「韓國は事前に米國と相當(dāng)緊密なコミュニケーションを行っていた。米國が事態(tài)を靜観することを知ると、韓國は比較的自由に動けるようになった。しかし、米議會と米大統(tǒng)領(lǐng)は同じではない。（米國の）國家としての意思は個(gè)人（トランプ大統(tǒng)領(lǐng)）の偏向を超え、韓國はGSOMIA破棄の決定を再考せざるを得なくなった」と分析した。

また、韓國國防部の立場について「技術(shù)的な視點(diǎn)からは、當(dāng)然ながら日米に頼りたい。鄭景斗（チョン?ギョンドゥ）國防相は內(nèi)心、GSOMIA維持を希望しており、破棄宣言前にも文大統(tǒng)領(lǐng)と1時(shí)間に及ぶ議論を行っていた」と指摘?！疙n國はもちろん、日本のメディアの『GSOMIAを破棄しても日本に害はなく、韓國には大打撃』という言い方は絶対に認(rèn)めないが、政治家はこの決定（GSOMIA破棄）が韓國の軍事力弱體化につながるということを深く認(rèn)識しており、國家情報(bào)院もそうした內(nèi)容の報(bào)告書を文大統(tǒng)領(lǐng)に提出していた」と解説した。

陳氏は最後に「韓國は日本との軍事、経済戦にいずれも敗れた。日本と韓國の対外戦略を比較すると、（日本の勝利は）辛勝ではなく大勝だ。文大統(tǒng)領(lǐng)が負(fù)けを認(rèn)めたことで、安倍首相がどれほどうれしいか、人々は想像に難くないだろう」と述べた。（翻訳?編集/北田）