韓國が「新南方政策」を推進しASEANとの協(xié)力強化を望む理由―中國メディア

Record China    2019年11月28日(木) 7時20分

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27日、中國メディアの中國新聞網は、韓國が「新南方政策」を推進し東南アジア諸國連合(ASEAN)との協(xié)力強化を望む理由について分析する記事を掲載した。寫真は文在寅大統(tǒng)領。韓國大統(tǒng)領府Facebookアカウントから。

2019年11月27日、中國メディアの中國新聞網は、26日まで韓國?釜山で開かれていた韓國?東南アジア諸國連合(ASEAN)特別首脳會議に関連し、「韓國が『新南方政策』を推進しASEANとの協(xié)力強化を望む理由」について分析する記事を掲載した。

記事はまず、「韓國の外交政策は南を向いている」と指摘。「文在寅(ムン?ジェイン)政権が2017年に『新南方政策』を発表してから2年後、韓國?ASEAN特別首脳會議が11月25日から26日まで釜山で開催され、ASEAN10カ國の指導者や政府高官らが出席した。韓國メディアによると、これは文政権発足後、韓國で開かれる最大規(guī)模の國際會議だという。韓國政府が打ち出しているのは、ASEANとの関係を対米、対日、対中、対ロの水準にまで高めることと、『新南方政策2.0』を全面的に推進し、ASEANと、人(People)、共生?繁栄(Prosperity)、平和(Peace)の『3P』を核心とする『3P共同體』を構築することだ。文大統(tǒng)領によると、韓國とASEANの協(xié)力はすでに、経済?貿易分野を超えて政治や安全保障の分野にまで拡大されている」と伝えた。

その上で、「なぜ『新南方政策』を推進するのか」について、「韓國延世大學國際學大學院の非常勤教授、An Jun-seong氏によると、韓國はこれまで、周辺の大國(米國、日本、中國、ロシア)を軸に『4強外交』を展開してきたが、『新南方政策』は外交政策におけるバランス調整という意味がある。韓國経済は周辺大國に過度に依存しているというのが、韓國の専門家たちの共通認識だ。最近の世界的な貿易保護主義の高まりにより、韓國経済は傷ついた狀態(tài)になっている。韓國東亜大學ASEAN研究所のPark Jang-sik氏によると、日本との貿易摩擦は韓國にとって新たな課題となっている。ASEANを新たな発展の可能性として扱うことが、文政権の外交と経済政策における重要なテーマだ」と伝えた。

記事は続いて、「韓國はASEAN市場への參入を強く望んでいる」と指摘?!疙n國當局の統(tǒng)計によると、ASEANは韓國にとって第2の貿易パートナーだ。両者の貿易額は現在、1600億ドル(約17兆4600億円)に達し、韓國はそれを2020年に2000億ドル(約21兆8300億円)に引き上げたいとしている。韓國はサミット期間中、ASEANのいくつかの國と二國間自由貿易協(xié)定の交渉を行った。韓國によると、今年から韓國?ASEAN協(xié)力基金は年間1400萬ドル(約15億2800萬円)に増額される。韓國のASEAN市場參入における注力點は、スマートシティーと文化産業(yè)だ。文大統(tǒng)領はサミット開催に先立ち、ASEAN諸國の首脳らを『釜山エコデルタスマートシティー國家モデル都市』の著工式に招待した。韓國は、マレーシアとスマートシティーパイロットプロジェクトを進めることや、スマートシティーに関する韓國?ASEANの閣僚會議を開催することを発表した。文化産業(yè)も重點の一つだ。サミットでは『韓國?ASEAN文化革新フォーラム』が開催され、文大統(tǒng)領夫人の金正淑(キム?ジョンスク)氏がASEAN各國の首脳夫人らとともにKビューティーフェスティバルを見學した。Park Jang-sik氏によると、韓國の蕓能人やコスメはASEANで人気が高く、文化産業(yè)の発展において先天的な遺伝子を持つ韓國は、文化を経済発展の原動力に変えることが可能だという」と伝えた。

記事は最後に、「朝鮮半島政策もサミットの重要な議題だった」と指摘?!腹餐暶鳏扦?、朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和構築を支持する姿勢が示された。釜山外國語大學のKim Dong-yeob教授によると、韓國と北朝鮮の対話は最近停滯している。韓國とASEANの協(xié)力強化は、北朝鮮の核問題をより良く解決するための『方向転換』となる可能性がある。Park Jang-sik氏によると、ASEANは、韓國と北朝鮮のどちらとも友好関係にあり、北朝鮮もこれまでに何度もASEAN地域フォーラムに參加している。韓國にとってASEANとの協(xié)力強化は南北対話の維持に利するものだ」と伝えた。(翻訳?編集/柳川)

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