ローソンのデリバリー売上7%に、中國の外資コンビニに春到來か―中國メディア

人民網(wǎng)日本語版    2019年11月29日(金) 5時20分

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外資系コンビニエンスストアがこれまでとは違うリズムで中國市場での可能性を探っている。寫真は南京のローソン。

外資系コンビニエンスストアがこれまでとは違うリズムで中國市場での可能性を探っている。ローソン(北京)有限公司の阪下豊範社長は、「ローソンの店舗はセルフレジを全面的に導入したほか、デリバリーの売上高が占める割合が平均7%を超えた。ここ數(shù)年は小売業(yè)界の変革が激しく、資本と新興の地元企業(yè)に影響されながら、外資系小売企業(yè)も主體的にリズムを調(diào)整して立ち向かい、無人店舗やデリバリーサービスを主體的に試みる過程で、現(xiàn)地市場によりぴたりと寄り添う新たな手法を模索するようになった」と明かした。北京商報が伝えた。

■新たな試み

北京市場に進出して5年以上たつローソンは、店舗數(shù)ではまだ數(shù)が少なく力が弱いものの、新しい技術を試みてそれなりのフィードバックを得ている。阪下社長はこのほど、「絶えず変化する消費ニーズに直面して、ローソンは今年は主體的に多方面で新小売の模索を行い、一定の成果を上げている」と説明した。

阪下社長は続けて、「私たちは日配食品(デイリーフーズ)工場を変更し、新商品をより多く開発して、ローソンの商品力をさらに高めた。また、商品だけでなく、サービスでも、ここ數(shù)年で新たに始めたデリバリーやセルフレジなどもローソンにより多くの新たな売り上げチャンスをもたらした」と述べた。

ローソンの北京店舗では數(shù)々の試みがなされた。例えば、セルフレジの全面導入や24時間デリバリーサービスの開始などだ。阪下社長によると、「24時間デリバリーサービスはコンビニの販売ルートを拡大することにもなった。ローソンのデリバリー売上高の占める割合が平均7%を超えた」という。ローソンがデリバリー業(yè)務の業(yè)績を外に向けて発表したのは今回が初めてだ。

■拡張

外資系コンビニブランドは、地元コンビニの猛烈な出店攻勢とは明らかな対照をなす。

少し前には、2大地元ブランドの好隣居と便利蜂が拡張のシグナルを期せずして同時期に発信した。出店ペースを加速するために、好隣居は加盟店総會を初めて開催し、加盟の標準を緩和して加盟店を増やすこととし、2020年末までに200店前後に増やす計畫を打ち出した。便利蜂は全國の店舗數(shù)が1000店を突破したと発表した。

阪下社長は、「ローソンは地元コンビニブランドが勢いよく拡張発展しているからといって、自分たちも出店ペースを加速させるつもりはない。否定できないのは、ローソンもセブンイレブンもファミリーマートも、ここ數(shù)年はこれまでにない速い出店ペースで拡張しているということだ」と述べた。

2000萬人以上が暮らす巨大都市?北京のコンビニ市場には、引き続き巨大なニーズのギャップが存在する。これがローソン、セブンイレブンと便利蜂、好隣居などの地元コンビニに同じ土俵で戦う大きな可能性を與えている。

中國チェーンストア経営協(xié)會(CCFA)の王洪濤(ワン?ホンタオ)副事務局長は、「外資系コンビニブランドと地元コンビニブランドはこれから長らく融合し共生することになる。私たちは多くの外資系企業(yè)が地域展開の選択戦略で現(xiàn)地企業(yè)と協(xié)力し拡張するのをすでに見てきた。これ自體が國內(nèi)資本と海外資本とが融合する1つのプロセスであり、將來はコンビニ市場全體がみんなで一緒に発展し推進しあうようになるはずだ」と展望を語った。

■挑戦

これと同時に、外資系コンビニブランドは商品の供給チェーンなどでしっかりした基礎を打ち立てたが、中國人の味覚に合った飲食の現(xiàn)地化イノベーション(革新)では、地元コンビニの挑戦に直面しているところだ。

たとえば便利蜂の北京店舗は現(xiàn)地の人の味覚により合った焼肉バーガー、ニラ入りお焼きなどの軽食を開発し、好隣居は天津煎餅、ジャージャー麺などのホットスナックを販売している。こうした現(xiàn)地の嗜好に合った軽食が、おにぎりやサンドイッチよりも地元の人々の胃袋を引き付けることは間違いない。サービスの提供では、地元コンビニもより高い柔軟性をみせるようになった。たとえば便利蜂は自社のオンラインプラットフォームを利用して、クリーニングサービスや野菜市場サービスを提供し、より全面的にコンビニユーザーのニーズに応えるようになった。蘇寧小店も家電メンテナンスなど多様なサービスを試験的に打ち出した。

北京商業(yè)経済學會の頼陽(ライ?ヤン)常務副會長は、「チェーン型コンビニにとっては、やはり北京の人々の好みにより合ったファストフードの開発が必要で、栄養(yǎng)、健康、安全が核心だが、こうした基礎の上に立ってどうすれば北京市民の好みに合わせられるかをさらに検討するべきだ。おにぎりやサンドイッチは現(xiàn)在ほとんどの日系コンビニの主力商品だが、中國人が食べたいものとは限らない。セブン、ファミマ、ローソンを代表とする日系コンビニの優(yōu)位性は、成熟したコンビニ運営システムとデイリーフーズの開発チェーンにあるが、劣位性は中國の國情や文化に適応するのが相対的に遅く、特に中國の各地方の軽食の開発が遅れていることにある。日本式の巻きずしが中國のコンビニで販売するフードの最適解になるとは限らない」と述べた。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS)

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