中國企業(yè)が日本の大學(xué)卒業(yè)者の間で人気を集め、就職活動中の日本人學(xué)生で中國企業(yè)に目を向ける人がますます増えている。規(guī)模の大きさと成長の可能性の大きさが、中國企業(yè)のもつ獨(dú)特の魅力だ。多くの日本人學(xué)生が中國語をコツコツと勉強(qiáng)し、日中の舞臺で輝きたいという夢を抱いている。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

日本経済新聞の27日付報(bào)道によると、「HSK（漢語水平考試、中國語検定試験）中國留學(xué)?就職フェア」がこのほど東京で開かれた。複數(shù)の団體が共同主催したもので、多くの中國企業(yè)とその日本法人及び中國の大學(xué)が參加し、會場はリクルートスーツを著た日本人學(xué)生でいっぱいになった。HSKの試験が行われた翌日には大阪に特別會場が設(shè)けられ、2735人の日本人學(xué)生が來場し、2016年の初開催時(shí)より80％増加した。

東京の大學(xué)に通う大學(xué)3年の女子學(xué)生（21）は取材に対し、「このフェアには中國企業(yè)の一次情報(bào)が集まっており、これは日本の就職サイトでは手に入らない。中國人留學(xué)生と知り合って、徐々に中國に興味をもつようになり、中國に1年半留學(xué)した後は、中國企業(yè)で働きたいという決意が固まった」と話した。

報(bào)道によると、中國企業(yè)への就職というと、多くの日本人學(xué)生から、「大規(guī)模な事業(yè)を速いペースで展開することができ、やりがいがある」、「國と企業(yè)の成長が期待され、仕事への意欲がどんどんわいてくる」といった聲が聞こえてくる。フェアで中國企業(yè)が配布したパンフレットをみると、給與は日本企業(yè)と遜色なく、待遇を懸念する日本人學(xué)生は少ない。

また報(bào)道によれば、日本の就活生の間で中國企業(yè)の人気が高まると、中國留學(xué)の人気も上昇した。日本學(xué)生支援機(jī)構(gòu)がまとめた統(tǒng)計(jì)データでは、17年度に中國に留學(xué)した日本人學(xué)生は約5千人で、10年前より70％増加した。中國は米國、オーストラリア、カナダに次ぐ4番目の留學(xué)先だ。日本人留學(xué)生は中國語専攻を選ぶ人が多く、経済學(xué)や醫(yī)學(xué)などの専攻を選ぶ人もいるという。

日本の海外就職研究家の森山たつをさんは、「アリババ集団が記録的な売上を達(dá)成して話題になったり、華為（ファーウェイ）のスマートフォンが店頭に並んだり、中國企業(yè)が身近になってきた。日本人學(xué)生が抱くイメージも変わり、就職先の選択肢に入るようになったのだろう」と分析した。

清華大學(xué)公共管理學(xué)院を卒業(yè)した夏目英男さんは今は日本の役所で働き、中國との交流に関わる仕事をしている。取材にに対し、「もともと高校卒業(yè)後に英國に留學(xué)するつもりだったが、中國の巨大なマーケットとチャンスに無限の可能性を感じた。日本のメディアも『世界が中國に注目する』と絶えず報(bào)道していた。そうして最終的に中國の大學(xué)に行くことを決めた」と振り返った。

夏目さんは、「自分も含め日本人留學(xué)生の多くが卒業(yè)後も中國にとどまって働きたいと考える。中國の発展ペースは非常に速く、たくさんのことを?qū)Wべるからだ。中國とのつながりを斷ってしまえば、おそらく流れに追いつけなくなる」と述べた。

しかし中國で生活し、働くのは容易なことではない。中國政府の外國人へのビザ発給要件は學(xué)歴や仕事のキャリアなどによって異なる。千葉の大學(xué)に通う女子學(xué)生（21）は父親の仕事の関係で中國に9年間住んでいたことがあり、流ちょうな中國語を話す。取材に対し、「就労ビザの申請が難しかったので、卒業(yè)してすぐ中國企業(yè)で働くことはあきらめた。來年春から日本の金融業(yè)で働く予定だ。就労ビザ申請の條件が整ったら、中國企業(yè)に転職するつもり」と話した。

森山さんは、「中國で働きたいなら、このようなフェアに參加し、まず中國企業(yè)の日本法人に就職し、中國に出張したり駐在したりするチャンスを探るとよい。ある程度経験を積んでから、中國本社への異動を希望するのが近道ではないか」と指摘した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS）