中國(guó)メディアの中國(guó)青年網(wǎng)は28日、日韓の軍事情報(bào)包括保護(hù)協(xié)定（GSOMIA）が失効直前に延長(zhǎng)されたことを受け、日米韓のそれぞれの狀況について考察した。

記事は、「今年に入り、日韓の対立は貿(mào)易から軍事にまで拡大した。米國(guó)の圧力の下、韓國(guó)は“條件付き”でGSOMIAの延長(zhǎng)を宣言したが、これは日韓の対立がエスカレートすることをしばらくの間抑えることしかできず、両國(guó)関係の病原は依然として取り除くことが難しい」と指摘した上で、各國(guó)の狀況について解説した。

まず取り上げたのは「韓國(guó)の苦境」だ。記事は、「文政権が誕生して以來(lái)、韓國(guó)の歴史問(wèn)題をめぐる対日政策に微妙な変化が生じた」と指摘。昨年10月に韓國(guó)大法院（最高裁）が元徴用工の個(gè)人賠償請(qǐng)求権を認(rèn)める判決を下したこと、韓國(guó)政府が樸槿恵（パク?クネ）政権期に日本と交わした慰安婦合意について「被害者にとっては受け入れられなかった」などとしたことに言及した。そして、「韓國(guó)がたびたび歴史問(wèn)題を蒸す返すため、日本は反撃行動(dòng)を開始した」とし、韓國(guó)への半導(dǎo)體材料の輸出管理強(qiáng)化、輸出優(yōu)遇國(guó)からの除外などの措置を取ったことを紹介した。

続いて、「この輸出規(guī)制で日本が優(yōu)位に立つと、韓國(guó)は米國(guó)に仲介を依頼。しかし、日本の反対によって米國(guó)は介入できず。こうした狀況下で、韓國(guó)は唯一日本に反撃することができ、かつ、米國(guó)を動(dòng)かすことができる方法を取った。それがGSOMIA破棄だ」と解説。ただ、結(jié)果的に日米からの圧力を受けて延長(zhǎng)せざるを得なくなったことについて、記事は「日米韓の中で韓國(guó)の苦境が目立つのは疑いようがない」としている。

続いて言及したのが「日本の強(qiáng)気」だ。記事は、「韓國(guó)経済がプレッシャーに直面している中で、（日本が材料の輸出管理を強(qiáng)化した）半導(dǎo)體産業(yè)は韓國(guó)経済の重要な地位を占めている」とした上で、「日本の韓國(guó)に対する強(qiáng)気の姿勢(shì)には自信があった。ここ20年、日本の大企業(yè)が半導(dǎo)體製造から手を引いたことで韓國(guó)企業(yè)が臺(tái)頭した。しかし、原材料においては日本に高度に依存していたため、日本が韓國(guó)半導(dǎo)體産業(yè)の命脈を握ることになった」と解説した。

また、「半導(dǎo)體材料の対韓輸出規(guī)制によって韓國(guó)が窮地に追い込まれたことは、韓國(guó)経済の日本への依存度が高いことを表す縮図にすぎない」とも指摘。韓國(guó)経済研究院が7月28日に発表した報(bào)告書で、韓國(guó)が日本から輸入している4227品目の製品のうち2018年の対日依存度が50％を超えたのは253品目だったこと、紡織用繊維が99．6％、化學(xué)工業(yè)製品が98．4％などと製品によって非常に高い依存度になっていることを説明し、「日本による韓國(guó)経済への影響を消し去ることは、韓國(guó)にとって完遂することが不可能なミッションだ」とした。

最後は「米國(guó)の困惑」だ。記事は、日韓の貿(mào)易摩擦が過(guò)熱する中で米國(guó)が両國(guó)に米軍駐留費(fèi)の分擔(dān)額増加を要求したことを挙げ、「韓國(guó)にとっては、文大統(tǒng)領(lǐng)の支持率が下降する?yún)棨筏顩rの中で、日本との貿(mào)易問(wèn)題にせよ、GSOMIA破棄にせよ、駐留費(fèi)の問(wèn)題にせよ、譲歩できる空間は非常に狹かった。これがまさに、米國(guó)との3度にわたる?yún)f(xié)議でも合意することができず、GSOMIA延長(zhǎng)に際しても『いつでも終了できる』と言わざるを得なかった理由だ」とした。

その上で、「韓國(guó)が日本とのGSOMIA破棄をちらつかせたことも、日本が韓國(guó)を防衛(wèi)上のパートナーの中で格下げ（19年版の防衛(wèi)白書で韓國(guó)を2番目から4番目に下げた）したことも、當(dāng)然ながら相手にダメージを與えるためのものだ。しかし、これらはいずれも米國(guó)を中心とする軍事同盟に挑みかかるものになった」とし、「日米韓3カ國(guó)の軍事同盟は一體誰(shuí)の同盟か、誰(shuí)がこの同盟を最も必要としているか。実際のところ、米國(guó)は日韓よりもこれを必要としている。米國(guó)の北東アジア戦略における利益に直結(jié)するからだ。これこそ、米國(guó)がマーク?エスパー國(guó)防長(zhǎng)官という“重量級(jí)”の人物を派遣してまでGSOMIAを継続させたかった根本的な理由だ」と論じた。（翻訳?編集/北田）