Record China 2019年12月3日(火) 22時20分
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11月7日、米華字メディア?多維新聞は中國の高速鉄道の建設狀況について紹介した上で、歐米諸國が中國と同様に高速鉄道を建設できない理由について指摘した。寫真は中國の高速鉄道。
米華字メディア?多維新聞は11月7日、中國の高速鉄道の建設狀況について紹介した上で、歐米諸國が中國と同様に高速鉄道を建設できない理由について指摘した。
記事はまず、「知っての通り、中國における高速鉄道の発展は日本やドイツといった先進國に遅れを取っていたが、今や中國は世界最大級の鉄道大國となった。中國の高速鉄道の営業(yè)距離は世界の高速鉄道の総距離における3分の2に相當し、世界トップとなっている」とした。
さらに、「北京と天津を結ぶ旅客専用路線『京津都市間鉄道』の運行開始は中國の高速鉄道時代の幕開けを象徴し、その後10年近くにわたる急速な建設を経て、國土を縦橫無盡に走る高速鉄道網(wǎng)が完成した。中國は高速鉄道網(wǎng)を運営する世界唯一の國となったのだ」とした。
一方、最近になって中國國家鉄路集団有限公司の傘下にある鉄道局の収支狀況が報告されたことをきっかけに、中國高速鉄道の損益にまつわる話題が再び注目を集めていると説明。同報告によると、18の鉄道局のうち、収支が赤字になった鉄道局が12を占め、赤字額の平均は昨年で100億元(約1550億円)以上、今年の上半期で50億元(約770億円)以上となった。
記事はさらに、「損失が大きかった路線の多くは中國中西部にあった。これは地域の発展狀況や人口の流動、経済狀況と直接関係している」と指摘。「現(xiàn)在では黒字を確保している(北京―上海間の)京滬高速鉄道を例にとっても始めから黒字だったわけではなく、運行から4年経ってようやく収益化できた」としたほか、「中國にとどまらず、世界的に見ても、莫大な投資を要し、建設コストの回収にも長い時間がかかる高速鉄道の収益化は普遍的な難題である」と論じた。
記事によると、中國は2035年までに近代的な鉄道網(wǎng)を完成させ、國內(nèi)外を基本的に結びつけるという目標を掲げている。一方で、「大規(guī)模建設の背後にある問題も無視すべきでない。高速鉄道建設の計畫地は広大な範囲に及び、その中で耕地や自然、村などを破壊するケースも少なくない。それに加え、一部の路線は乗客が少なく、利用率も低い。こういったことも全て考慮に入れなくてはならない」といった聲も多く上がっているという。
記事は続いて、「なぜ歐米諸國は高速鉄道を建設できないのか」と疑問を提起。米國について、「世界最長の國道と數(shù)多くの空港を有しているため、人々は移動手段として基本的に自動車道路や飛行機を選ぶ」とした。また、歐州については「面積が小さく人口も少ないため、高速鉄道を過剰に建設する必要がない」と指摘。さらに「土地の取得についての問題もある」とし、「歐州や米國の土地は私有地であるため、高速道路を建設する場合にはそれぞれの所有者と交渉する必要がある。この點で中國とは本質(zhì)的に異なっているため、歐米でインフラの大規(guī)模な再構築を行うことは容易でない」と指摘した。(翻訳?編集/巖谷)
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