2013年9月5日、中國遼寧省大連市の金州體育館で第12回全國運(yùn)動(dòng)會(huì)（正式名稱は中華人民共和國全國運(yùn)動(dòng)會(huì)、中國で4年に1度開催されるスポーツの祭典）のU18男子サッカー決勝戦が行われた。両チームの監(jiān)督はいずれも日本人で、中國サッカー史上にとって重要な一戦となった。成都日?qǐng)?bào)が伝えた。

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決勝戦では、遼寧省代表チームと浙江省代表チームが対戦。遼寧チームの監(jiān)督は倉田安治氏、浙江チームの監(jiān)督は石崎信弘氏が務(wù)めた。2人は國籍も同じ、年齢も共に50代前半と近いが、さらにもう一つの共通點(diǎn)がある。それはどちらも中國のサッカーに詳しいということだ。

遼寧チームのメンバーによれば、倉田監(jiān)督はとても気さくで、日本人的な融通の利かない部分がないという。チームを上手くまとめ上げ、綿密な配置や布陣が顕著な効果を上げている。一方、浙江チームの石崎監(jiān)督は中國スーパーリーグ?杭州緑城の監(jiān)督を務(wù)める岡田武史監(jiān)督の仲介により同クラブのU18チーム監(jiān)督に就任。杭州緑城では「日本式」を取り入れた新たなサッカーの體系が構(gòu)築されている。

今回の決勝戦は、倉田監(jiān)督率いる遼寧省代表チームの勝利で幕を閉じ、浙江チームが2対0で敗れた。試合終了後、記者會(huì)見場(chǎng)の外で2人は挨拶をかわし、互いをねぎらった。石崎氏は記者に対して、「こんなに大規(guī)模なスポーツの祭典に參加したのは初めてで、非常に光栄だ。われわれの目標(biāo)は中國のサッカーと日本のサッカーとの距離、とりわけユースチーム間の差をできるだけ早く縮めること。この任務(wù)は大変困難ではあるが、頑張って努力し、オーナーの信頼に応えていきたい」と今後の抱負(fù)を語った。(翻訳?編集/碧海)