2019年12月4日、韓國(guó)?京郷新聞は、中國(guó)の韓國(guó)人材の引き抜きが「度を超えている」と報(bào)じた。

記事によると、韓國(guó)貿(mào)易協(xié)會(huì)は3日に提出した報(bào)告書(shū)「中國(guó)、人材のブラックホール」で、「中國(guó)政府が2015年から推進(jìn)中の産業(yè)高度化戦略『中國(guó)製造2025』により、中國(guó)企業(yè)が破格の福利厚生を提示し、韓國(guó)の人材を集中的に誘致している」と指摘した。

報(bào)告書(shū)では、中國(guó)がターゲットにしている代表的な業(yè)種として、バッテリー、半導(dǎo)體、航空などを挙げた。バッテリー世界1位の寧徳時(shí)代新能源科技（CATL）は、今年7月に大規(guī)模な採(cǎi)用を進(jìn)め、韓國(guó)人材に対し従來(lái)の3～4倍の年俸を提示したという。また、電気自動(dòng)車(chē)（EV）で中國(guó)最大手の比亜迪（BYD）は、年俸のほか自動(dòng)車(chē)や宿舎提供などの條件を掲げて韓國(guó)人材を迎えており、不動(dòng)産最大手の恒大は、今年初め新エネルギー車(chē)企業(yè)の設(shè)立とともに8000人余りのグローバル人材を誘致し、韓國(guó)や日本、ドイツ、スウェーデンなど9カ國(guó)出身の経験者を優(yōu)遇しているという。

半導(dǎo)體分野では、福建省晉華集成電路（JHICC）が今年4月の採(cǎi)用に「サムスン電子?SKハイニックスで10年以上エンジニアとして勤務(wù)した経験者優(yōu)遇」と明示したといい、記事は「韓國(guó)人引き抜き競(jìng)爭(zhēng)が露骨になった」としている。

航空分野では、2014年から今年7月まで大韓航空などで460人余りの操縦士が海外の航空會(huì)社に転職した。このうち少なくとも367人（80％）が中國(guó)の航空會(huì)社に移ったことが分かっているという。なお、中國(guó)の航空各社では、2～3億ウォン臺(tái)（約1830～2750萬(wàn)円）の年俸および韓國(guó)に比べて少ない業(yè)務(wù)量、昇進(jìn)の早さなどを提示しているという。

これを受け、韓國(guó)貿(mào)易協(xié)會(huì)上海支部のパク?ソンギョン部長(zhǎng)は、「バッテリーと半導(dǎo)體産業(yè)の人材流出は技術(shù)競(jìng)爭(zhēng)力の低下につながり、航空分野の人材流出は安全性の阻害と新規(guī)路線の開(kāi)拓困難などにつながりかねない」とし、「長(zhǎng)期的な政策支援が必要」と述べた。

韓國(guó)のネット上では「（韓國(guó)企業(yè)は）韓國(guó)の理工系人材に対してそれ相応の待遇があったのか反省すべき」「韓國(guó)で技術(shù)職の待遇がまともだったか、まずはそれを考えた方がいい」など韓國(guó)の待遇の悪さを指摘する聲が上がる一方で、「中國(guó)の特性を知らない？引き抜いておいて価値がなくなったらポイ。2～3年で利用するだけ利用して捨てるのだろう」「そうやって引き抜いておいて、2年もたたずに吐き出す中國(guó)の會(huì)社を山ほど見(jiàn)てきた」「年俸4倍で契約しても、6カ月後には出なければならないだろう。ごく少數(shù)の人だけしかそんな年俸はもらえない。もし中國(guó)の會(huì)社をやめたら韓國(guó)でまた受け入れてもらえると思う？」と警鐘を鳴らすコメントも目立つ。

このほか、「いくら技術(shù)や経験がある人でも、韓國(guó)では正規(guī)の仕事を探すことは難しい」と昨今の就職難の深刻さがうかがえるコメントも寄せられている。（翻訳?編集/松村）