<羅針盤>京都の師走は華やかに「吉例顔見世?東西合同大歌舞伎」=外國(guó)人客も惹きつけ、ホテル開業(yè)ラッシュ―立石信雄オムロン元會(huì)長(zhǎng)

立石信雄    2019年12月8日(日) 5時(shí)40分

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お寺や神社が多い京都は自然に恵まれ伝統(tǒng)的な祭りや催しも多く、四季を愛でることがたやすくできる。京都?南座で行われる師走の風(fēng)物詩は顔見世。今年も「當(dāng)る子歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」が華やかに開幕した。南座新開場(chǎng)1周年を記念しての興行である。

京都で育った私は、京の町並みや風(fēng)情に溫かさを感じる。お寺や神社が多い京都は自然に恵まれ伝統(tǒng)的な祭りや催しも多く、四季を愛でることがたやすくできる。新幹線が東山トンネルから出た途端に広がる瓦屋根の民家の風(fēng)景に、いつ行ってもやすらぎを憶える。

1月は初詣、2月は節(jié)分、天神の梅花祭、3月は涅槃會(huì)、4月は都をどり、5月は葵祭、鴨川、7月は祇園祭、8月は大文字、10月は時(shí)代祭と続き、一段と華やかさを増すのが師走の12月。顔見世で始まり、最後は31日のお寺參りで新しい年を迎える。京都はまさに文化の凝縮した町なのである。

こうした京都で四條大橋そばに建ち、名建築で知られる南座が耐震工事のため3年近くの休館を経て昨年11月初めに、新たに開場(chǎng)したのはうれしいことである。400年以上の歴史を誇る現(xiàn)存する日本最古の劇場(chǎng)で、京都だけでなく日本の歌舞伎はじめ伝統(tǒng)蕓能の中心的な存在だ。

京都?南座で行われる師走の風(fēng)物詩は顔見世。今年も「當(dāng)る子歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」が華やかに開幕した。南座新開場(chǎng)1周年を記念しての興行である。

晝の部の序幕は「輝虎配膳」。人間國(guó)寶に認(rèn)定された片岡秀太郎は「吉例顔見世興行」への出演が最多の70回目となった。中村雀右衛(wèi)門、片岡愛之助らの熱演で開幕した。

続く「戻駕色相肩」は、中村梅玉、中村時(shí)蔵、梅丸改め中村莟玉による古風(fēng)な味わいあふれ常磐津舞踴。劇中では、梅丸改め中村莟玉の披露口上が行われた。

「祇園祭禮信仰記 金閣寺」は、顔見世では初上演となるご當(dāng)?shù)乜裱浴;孟氲膜蕵斒矫坤趣趣猡?、多彩な登?chǎng)人物を坂田藤十郎、中村鴈治郎らが演じた。

「仮名手本忠臣蔵」の「祇園一力茶屋の場(chǎng)」(通稱七段目)も、京都ゆかりの演目。遊郭らしい華やかさを見せつつも、討ち入りに向け緊迫した場(chǎng)面を片岡仁左衛(wèi)門らが力演した。

夜の部では、顔見世での上演は31年ぶりとなる「堀川波の鼓」を仁左衛(wèi)門、梅玉、時(shí)蔵が熱演?!羔炁工?、愛之助、鴈治郎らによる滑稽味あふれる息の合った舞踴劇となった。

「魚屋宗五郎」では、中村芝翫、雀右衛(wèi)門らが世話物らしい人情芝居を繰り広げ、終幕を飾る「越後獅子」では、中村隼人、中村橋之助、千之助、莟玉の若手花形4人が華やかな舞踴を披露した。

今年春には名物「都をどり」が久しぶりに南座で開催された。祇園界隈は一段と賑やかになり、京都を訪れる外國(guó)人観光客にとってさらに魅力的なスポットとなっている。

2018年に京都市を訪れたインバウンドの宿泊者數(shù)は約450萬人で、2017年から100萬人近く増加した。大きな影響力を持つアメリカの富裕層向け旅行雑誌「トラベル?アンド?レジャー」によると、世界観光都市ランキングで京都は8年連続でトップ10入りしており、富裕層向けホテルの需要が高まっている。

京都は、外資系を中心にラグジュアリーホテルの開業(yè)ラッシュを迎えている。

これまでも、2014年にはマリオット系の「ザ?リッツ?カールトン京都」、2015年には森トラストが運(yùn)営する「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」、2016年に「フォーシーズンズ京都」が開業(yè)。今年10月に「パークハイアット京都」、11月に「アマン京都」が新規(guī)オープンした。

帝國(guó)ホテルが2020年をめどに祇園に新たにホテルを開業(yè)するのも、うれしいニュースである。日本有數(shù)の花街である祇園の中心地に立つ、昭和初期建築の國(guó)の登録有形文化財(cái)の「彌栄(やさか)會(huì)館」をホテルとして改修し、クラシックな宿泊施設(shè)として活用するという。

祇園界隈はじめ京都は內(nèi)外の観光客を惹きつけてやまない。四季折々におりなす文化をいつまでも抱擁する京都であってほしいものである。

<羅針盤篇50>

■筆者プロフィール:立石信雄

1959年立石電機(jī)販売に入社。1965年立石電機(jī)(現(xiàn)オムロン株式會(huì)社)取締役。1995年代表取締役會(huì)長(zhǎng)。2003年相談役。 日本経団連?國(guó)際労働委員長(zhǎng)、海外事業(yè)活動(dòng)関連協(xié)議會(huì)(CBCC)會(huì)長(zhǎng)など歴任?!弗蕙庭弗幞螗趣?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=ノーベル賞'>ノーベル賞」といわれるSAM(Society for Advancement of Management)『The Taylor Key Award』受賞。同志社大名譽(yù)文化博士。中國(guó)?北京大、南開大、上海交通大、復(fù)旦大などの顧問教授や顧問を務(wù)めている。SAM(日本経営近代化協(xié)會(huì))名譽(yù)會(huì)長(zhǎng)。エッセイスト。

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