2013年9月11日、中國(guó)福建省アモイ市にある住宅団地では、100軒以上の家がベランダに「臭」と書(shū)かれた垂れ幕を掲げている。これは一體何のために行われているのだろうか？新華網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

読者から寄せられた情報(bào)によると、問(wèn)題の団地は同市杏林錦園の住宅地にあり、戸數(shù)は約3000戸、20階以上の高層住宅が立ち並んでいる?，F(xiàn)場(chǎng)を訪れた記者が住民に話(huà)を聞くと、周辺に複數(shù)の大きな化學(xué)製品工場(chǎng)があり、晝夜を問(wèn)わず異臭が漂ってくるとのこと。関連部門(mén)に何度も陳情したが具體的な対応策を取ってくれないため、ある住民がこの手段で訴えることを思いついた。住民たちはお金を工面して數(shù)百枚の「臭」と印字された垂れ幕を作成し、各家庭に配布。1?2カ月前から工場(chǎng)からの排気ガスに対する不満や心配をこの“無(wú)言の方法”で訴えている。

この地區(qū)を管轄する杏浜街道事務(wù)所の環(huán)境衛(wèi)生管理センターの擔(dān)當(dāng)者によれば、同センターは住民からの意見(jiàn)が寄せられて以降、すでに何度が現(xiàn)場(chǎng)を訪れて測(cè)定器でモニタリングを?qū)g施。結(jié)果はまだ判明していないが、住宅地の付近にある2棟の工場(chǎng)が異臭源の原因である可能性が高いため、これらの工場(chǎng)側(cè)の環(huán)境保護(hù)の擔(dān)當(dāng)者と協(xié)力して調(diào)査を進(jìn)めているという。

住民たちの無(wú)言の訴えが功を奏し、関係部門(mén)もようやく問(wèn)題解決に乗り出した気配だ。しかし、一部の住民はまだあの垂れ幕を外す気はないという。なぜなら「空気が本當(dāng)にきれいになってからでも外すのは遅くないから」だそうだ。(翻訳?編集/碧海)