王毅國務(wù)委員兼外交部長は13日北京で、「2019年國際情勢と中國外交シンポジウム」の開幕式に出席し、講演を行いました。王國務(wù)委員はその中で2019年の國際情勢を分析し、2020年の中國外交の主な課題を紹介しました。

　2019年の中國外交を振り返り、王國務(wù)委員は「主要國との関係調(diào)整に積極的に取り組み、國際情勢の安定化に積極的に注力してきた。また、周辺國家との関係強(qiáng)化にも力を入れ、域內(nèi)情勢の安定化と改善に積極的に貢獻(xiàn)してきた」と強(qiáng)調(diào)しました。また、「互恵とウィンウィンを旗印に、開放型世界経済の構(gòu)築に絶えず新たな動力を提供してきた。國際社會における平等と正義を貫き、多國間主義と國際関係の民主化を擁護(hù)する中核になっている。進(jìn)んで大國としての責(zé)任を擔(dān)い、地域の問題やホットイシューの政治的解決に向け建設(shè)的な役割を果たしてきた。また、自國の核心的利益を揺ぎ無く守り、國內(nèi)の発展、安定、祖國統(tǒng)一のために全力をあげてきた」と総括しました。

　中米関係については、「今年は中米國交樹立40周年にあたる。40年の発展を経て、両國は経済利益の面で極めて深く融合しており、各分野の交流も日増しに緊密になっている。また、地球規(guī)模の課題への共同対応でもニーズが高まり続けている。しかし、中米の間には、正面から向き合って、解決をはかるべき深いレベルの問題もある」と指摘しました。そのうえで、「米國にいち早く冷靜になり、理性的な『中國観』と正しい『世界観』を構(gòu)築して、両國が平和的共存し、互恵ウィンウィンのできる道を共になって見つけ出すよう促す」と話しました。

　さらに2020年の外交課題について、王國務(wù)委員は「國內(nèi)の発展を全力でサポートすること、國家利益を斷固として擁護(hù)すること、パートナーシップを絶えず深めること、多國間主義を揺ぎなく堅持すること」などと言った6項目を掲げました。（提供/CRI）