2019年12月17日、中國紙?環(huán)球時報はシンガポールメディア?Asia Oneの報道を引用し、中國の駐車場不足が新たなビジネスチャンスをもたらしていると伝えた。

記事は、「米ウォーバーグ?ピンカスによると、中國の駐車場市場規(guī)模は約500億元（約7800億円）」だと紹介。業(yè)務(wù)執(zhí)行取締役の張其奇（ジャン?チーチー）氏は、「多くの駐車場は開発業(yè)者が経営しており、主體的な管理や技術(shù)を応用しているところは少ない。駐車場の係員は自動車の出入庫を待っているだけだ」と語ったという。

マッキンゼー?アンド?カンパニーの予測では、中國の中産階級は3年以內(nèi)に5億5000萬人に達(dá)する見込みで、これに伴い自動車の保有臺數(shù)も増加し続けているという。記事は「駐車場不足と駐車管理システムの後れは、イノベーションとデジタル化のための肥沃な土壌となっている」としている。

張氏は、「中國には現(xiàn)在2億5000萬臺の自動車があり、自家用車の保有臺數(shù)は毎年10％の速度で成長しているが、1臺當(dāng)たりの駐車場數(shù)は0．8カ所しかなく、一線都市、二線都市では駐車場不足問題が特に深刻」と指摘。西洋の先進(jìn)國では1臺當(dāng)たり1．3カ所の駐車場があるという。

同済大學(xué)の孫（スン）教授は、「運(yùn)営業(yè)者は駐車料金を上げることで収入を増やすかもしれないが、科學(xué)技術(shù)に精通した投資者は業(yè)界のアプリケーションを?qū)毪筏粕鲜訾螁栴}を解決するかもしれない」との見方を示した。例えば、上海などの一線都市ではすでに駐車場が飽和狀態(tài)に近づいており、技術(shù)革新を通して限りある駐車場の中で駐車ニーズを満たす必要があるとしている。

孫教授は「中國では、ビッグデータやオンライン地図、モバイル決済システムなどのデジタル技術(shù)が、駐車場施設(shè)管理の改善に利用されるようになっている」と紹介。「これらの技術(shù)を立體駐車場などの施設(shè)と組み合わせることで、交通部門が効果的に都市の渋滯を緩和する助けとなっている」と指摘した。（翻訳?編集/山中）