中國(guó)広東省深セン市で15日に行われた男子マラソン大會(huì)で、ゴール直後の選手が無(wú)理やり引っ張られる場(chǎng)面があった。選手を引っ張った男性はその後、謝罪文を記したが、その內(nèi)容にもネット上で批判が殺到している。

中國(guó)新聞網(wǎng)など複數(shù)のメディアによると、同日のマラソン大會(huì)でデッドヒートを制して中國(guó)選手のトップ（全體の8位）でゴールしたのは鉄亮（ティエ?リアン）。完走直後で息が上がり、苦悶の表情で膝に手をつくなどしていたが、それでもカメラに向かってポーズをとった。その直後、背後で中國(guó)國(guó)旗を掲げていた白いシャツを著た男性が鉄の肩を持ち、強(qiáng)引に後ろに移動(dòng)させようとした。転倒しそうになった鉄は怒りをあらわにしてその手を振りほどいた。

中國(guó)のマラソン大會(huì)では過(guò)去にも同様の問(wèn)題が起きていた。2018年12月2日に広西チワン族自治區(qū)南寧市で開(kāi)催された男子マラソン大會(huì)で、ゴール直後のエチオピア選手を大會(huì)スタッフが無(wú)理やり引っ張った。この行為について専門(mén)家からは「ランナーが急に止められた場(chǎng)合、ひどければ死に至ることもある」と危険性を指摘する聲が相次いだほか、ネット上でも批判が噴出していた。

報(bào)道によると、今回の白シャツの男性は大會(huì)組織委員會(huì)の関係者ではなく出場(chǎng)者だった。10キロ付近でけがのため棄権した後、地下鉄でゴール地點(diǎn)に移動(dòng)し、救護(hù)ポイントで治療を受けた。その後、ほかの選手がゴールする様子を眺めていたという。

男性はその後、組織委員會(huì)に謝罪文を提出。「中國(guó)選手がゴールするのを見(jiàn)て非常に興奮しました！ 感激しました！ 當(dāng)時(shí)私は中國(guó)國(guó)旗を持っていました！ 一時(shí)の衝動(dòng)で（ゴールエリアの中に）入って行って國(guó)旗を高く掲げました。中國(guó)選手に國(guó)旗の前で記念撮影をしてもらって、われわれ中國(guó)の強(qiáng)大さを示そうと思いました！ 私は祖國(guó)と國(guó)旗を熱愛(ài)しています！ 一時(shí)の衝動(dòng)で組織委員會(huì)の紀(jì)律を破ったことについて、とても恥ずかしく思います！ 組織委員會(huì)に申し訳が立ちません！」などとつづった。

しかし、この文面を見(jiàn)たネットユーザーからは「歯の浮くような言葉にあきれる。一體何を書(shū)いているんだ」「國(guó)旗を盾に使うな！」「愛(ài)國(guó)を利用して罪を逃れようとしているのか」「まず選手に謝罪すべきじゃないのか」といった批判の聲が噴出。また、「そもそもどうやって入ったんだ？」「リタイヤした選手がゴールエリアに入れるって、どうなってるんだ」「謝罪したらそれでいいのか？ 組織委員會(huì)は処分を考えないのか」「マラソン大會(huì)は毎回選手に無(wú)理やり記念撮影させる習(xí)慣があるよね」など、大會(huì)運(yùn)営の問(wèn)題を指摘する聲も上がった。

同大會(huì)で鉄に続く中國(guó)選手中2位でゴールした呉向東（ウー?シアンドン）は自身のSNSアカウントで「國(guó)旗はそのように使うものではない。彼の行為は間違いなく國(guó)旗を汚すものだ」と指摘。謝罪文についても「鉄亮選手に謝罪すべきではないのか？ しかも、言葉からは謝罪の意思が全く感じられない。組織委員會(huì)はなぜ彼をあのエリアに入れたのか、その責(zé)任を問(wèn)われるべきだろう」としている。（翻訳?編集/北田）